こんにちは、コダックです。
英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事
そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい!
この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。
「pre(前に)」+「cis(切る)」+「ly(副詞語尾)」の3パーツで構成されています。
「余裕を持って切る事」がコアイメージで、“precisely“=「ちょうど・正確に」「厳密に・慎重に」の意味を持ちますよ!
”precisely”の意味と使い方 コアイメージは「ちょうど・正確に」
”precisely(発音:prisáisli/プリサィスリィ)”は「ちょうど・正確に」「厳密に・慎重に」の意味を持つ単語です。
「pre(前に)」+「cis(切る)」+「ly(副詞語尾)」の3パーツで構成されている単語で、「余裕を持って切る事」がコアイメージです。
料理番組って良く「これが予め切っておいた材料です」とか言って、
材料を切る手順を先に済ませておく事がありますよね?
つまりそれが”precisely”のイメージだって事?
料理番組のように、限られた時間の中で、材料を切っていると
時間の余裕がありませんよね?
つまり
「前もって切る」⇒「余裕を持って切る」事が出来る⇒だから「正確に」切る事が出来る
precisely(副詞)
①ちょうど、きっちり
②正確に、厳密に、慎重に
③はっきり言うが、そもそも
④まったくその通り
precise(形容詞)
①正確な、明確な、はっきりした
②まさにその
③几帳面な、慎重な、細心の注意を払った
④(to be preciseの形で)正確にいうと
preciseness(名詞)
①正確さ
precision
(名詞)
①正確さ、精密さ、慎重さ
(形容詞)
①寸分たがわぬ
例文
The bus started at 3 o’clock precisely .
バスは3時きっかりに出発した.I won’t know precisely what the job involves until I actually start.
その仕事の内容は,私が実際に始めてみるまでは正確にはわからないでしょう※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”precisely”の関連語①:「正確に」を意味する単語”accurately/exactly”
例えば”accurately”や”exactly”なども「正確に」を意味する単語ですよ!
⇒「正確に」の意味を持つ単語”accurately/exactly”
緻密な正確さを表す”precisely”と誤りのない「正確さ」を表す”accurately”
簡単に言うと”precisely”と”accurately”はそれぞれ
”precisely”=緻密な「正確さ」
”accurately”=誤りのない「正確さ」
を表しています
具体的にはそれぞれどんな感じで使われるの?
●”His statement precisely matched the facts of the case.”
「彼の発言は事件の事実と正確に一致していました」
⇒発言内容が事件の事実と細部まで(=緻密に)一致していたことが強調されているイメージ
●”She accurately translated the complex technical document into English.”
「彼女は複雑な技術文書を正確に英語に翻訳しました。」
⇒英語に翻訳する時に表現やスペルなどの誤りがなく翻訳されていた事が強調されていたイメージ
違いとしては、上記の感じです。
“accurately”はデータや測定、評価、翻訳などの正確性が強調されている表現なわけですね。
”precisely”と”exactly”はほぼ同じ意味、ただし”exactly”の方がよりカジュアルな表現
実は”precisely”と”exactly”の持つニュアンスにほぼ差はありません。
使い方としては、下記の例文のような感じです!
●”The car’s speedometer was showing precisely 60 miles per hour.”
「その車の速度計はちょうど時速60マイルを示していました。」
⇒速度計で示された速度が、1マイルのずれも無く正確に60マイルを示した事が強調されているイメージ
●”The cost of the repair was exactly $200.”
「修理費用はちょうど200ドルでした。」
⇒修理費用が1セントのずれもなく正確に200ドルだった事が強調されているイメージ
”exactly”は比較的日常的な会話で良く使われる事が多いという事ですね
”precisely”の語源はpraecīdere 意味は「簡潔な」
”precisely”の語源についても、確認していきましょう。
”precisely”の語源はラテン語のpraecīdere(簡潔な)”です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には派生元の”precise”の起源について、下記の記載があります。
Origin
First recorded in 1350–1400; Middle English, from Latin praecīsus “curtailed, brief,” originally past participle of praecīdere “to cut off, cut short,” equivalent to prae- pre- + -cīdere, combining form of caedere “to cut”※参考・引用「Dictionary.com」
ざっくり言うと下記の感じです。
●”praecidere(切り取る、切って短くする)” ※”pre”+”cidere”の組み合わせに相当
↓
●”praecidere”の過去分詞” praecīsus(短縮した・簡潔な)”を基に、1350-1400年頃に発祥したかも?(とりあえず最初の記録はそのあたり)
構成パーツで覚える”precisely” 「pre」+「cis」+「ly」
ここからは構成パーツの面から”precisely”について覚えていきましょう
”precisely”の構成パーツは「pre(前に)」+「cis(切る)」+「ly(副詞語尾)」の3パーツです。
つぎから各パーツについて紹介していきます。
“pre”は「前に」を意味するパーツ
”pre”は「前に」を意味するパーツです。
「前もって宣言すること」をコアイメージに持ちます。
“predict“=「予言する」「予測する」の意味も、コアイメージから連想できれば覚えやすいですね!
その他の”pre”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。
”cis”は「切る」を意味するパーツ
”cis”は「切る」を意味するパーツです。
”caed/cid”などに変形して使われる事もあり、切られて「さっぱりした状態」などを表す事もあります。
”scissor”は「はさみ」を意味する単語です。
そのまま名詞として「はさみ」を意味する事もあれば、
何かを「はさみで切る」という動作をあらわす事もあります。
その他の”cis”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。
”ly”は「副詞語尾」を意味するパーツ
”ly”は「副詞語尾」を意味するパーツです。
単語の後ろについて、品詞を決定づける役割を持ちます。
こういう品詞を決定付ける語尾は他にも複数あり、
名詞語尾や動詞語尾、形容詞語尾などがあります。
例えば”precisely”と同じ派生元の”presition”
この単語は”precise”に名詞を作るパーツ、”-ion”がくっついて構成される名詞です。
その他のパーツについては下記の感じです。
⇒「-ish」「-ify」「-ize(-ise)」「-ate」「-en」
形容詞を作る語尾
⇒「-able」「-ate」「-ic」「-ive」「-an」「-ite」「-ful」「-al」「-ical」「-ous」「-ary」「-ish」「-ent」「-less」
名詞を作る語尾
⇒「-ate」「-ify」「-nce」「-thy」「-ncy」「-ian」「-ion」「-ism」「-hood」「-al」「-ship」「-ment」「-ry」「-ness」「-ty」「-cy」
副詞を作る語尾
⇒「-ly」
”precisely”の意味と語源・覚え方のまとめ
以下、”precisely”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「余裕を持って切る事」
⇒”precisely”=「ちょうど・正確に」「厳密に・慎重に」の意味
●語源はラテン語のpraecīdere
⇒意味は「簡潔な」
下記の記事でも紹介していますので、ご参考にして頂ければ!