こんにちは、コダックです。
英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事
そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい!
この記事では英単語を語源や構成パーツなど、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。
soakの意味は「浸す・浸る」⇒「びしょ濡れにする(なる)」
soakの語源となった言葉は、英語の祖先にあたる言語の「sukona」や「socian」と言われています。
今となっては「sukona」や「socian」自体は使われていませんが、
これらの派生である「soak」も「浸す・吸う」という意味を持っています。
①~を浸す、つける
動詞(自動詞)
①浸る、しみる
名詞(可算名詞)
①浸すこと、つけること。
特に良く使われるのは他動詞の用法。
詳しくは後で紹介しますが過去分詞「soaked」として、受け身の文に使われる事もあります。【「be(get) soaked」(びしょ濡れだ)】
soakの例文・使用法
soakの例文・使用方法について紹介します。
soak the soybeans in water.
大豆を水に漬ける。Despite her large umbrella, she still got soaked in the rain.
大きな傘にも関わらず、それでも彼女は雨でずぶぬれになったMy T-shirt was soaked in sweat.
Tシャツが汗でびしょびしょだった※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」「DMM英会話」
使用法①:soakの過去分詞「soaked」は頻出
「be soaked」「get soaked」で「びしょ濡れだ」
上でも少し触れましたが、soakは過去分詞「soaked」の形で、受動態(受け身)の文に良く使用されます。
2・3番目の例文のように「be soaked」「get soaked」=びしょ濡れにされた⇒「びしょ濡れだ」の意味になります。
【受動態】「be+過去分詞」「get+過去分詞」の違い・使い分け
受動態と言えば「be+過去分詞」と最初に習いますが、「get+過去分詞」も受動態(~される)の意味になります。
●「get+過去分詞」
ちなみに「get+過去分詞」は英語的な歴史がやや浅く、口語的&感情的な印象を受けます。
「she was married」はニュースなどで事実を淡々としゃべっているようなイメージです。
使用法②:-soakedで「~まみれの」という形容詞を作る語尾にもなる
「-soaked」というパーツは「~まみれの」の意味の形容詞を作る事が出来ます。
soakの過去分詞「soaked」は受け身の形=叙述用法がメインの使用法です。
あまり修飾用法としては使われません。
ただし「-soaked」の形で名詞にくっつき、形容詞を作る事が出来ます。
意味は「soaked」の意味そのままで「~に浸された」⇒「~まみれの」の意味を持ちます。
他にも-soakedで形容詞を作る例はあり、このやり方であればsoakedを修飾用法で使用する事も可能です。
mud-soaked⇒泥に浸された⇒「泥まみれの」
sweat-soaked⇒汗に浸された⇒「汗まみれの」
使用法③:soak up「吸収する」の表現
soak upはスポンジのイメージ 「浸して(soak)吸い上げる(up)」⇒「吸収する」
soakを使った表現に「soak up」があります。意味は「吸収する」
一見「浸す」の意味からは離れているように見えますが、構造はシンプルです。
soak upは「水の中にスポンジを突っ込むイメージ」と認識しても分かりやすいかもしれません。
水の中にスポンジを突っ込むと……
スポンジが水を吸い上げる⇒「吸収する」という訳ですね。
soak upの使用例も紹介しておきます。
soak up the sun.
日光浴をする(日光を吸収する)soak up information
情報を取り入れる(情報を吸収する)
「soak up the sun」(Sheryl Crow.2002)という名前の楽曲もあって、
「嫌な事があっても前向きに生きていこうよ!太陽の日差しをたっぷり浴びてさ!」といった内容を歌っています。
soakの意味・覚え方のまとめ
soakについてのまとめです。
●過去分詞soakedは「be soaked」「get soaked」の形で「びしょ濡れだ」の意味
●「-soaked」の形で名詞にくっつき「~まみれの」の意味の形容詞を作れる
●「soak up」=浸して(soak)吸い上げる(up)⇒「吸収する」の意味