こんにちは、コダックです。
英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事
そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい!
この記事では英単語を語源や構成パーツなど、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。
remindの意味は「(人)に思い出させる」
remindは「再び(re)気づく(mind)」を語源とする単語です。
「1度気づいた事・覚えたこと」を「再び気づく」⇒思い出す、という事ですね。
ポイントとしては思い出すのは「自分(主語)」じゃなくて「他の誰か(目的語)」な点。
なので目的語に「人」を取って「人に思い出させる」という意味を持ちます。
あくまでメインの目的語は「人」なので、「思い出す内容」を扱う時には「remind A of~」や「remind A that ~」という形をとります。
①~に思い出させる・気づかせる
(remindA of ~、remind A that~の形で)Aに~を思い出させる。
remindの例文・使用法など
remindの例文・使用法について紹介します。
remindの使用例は以下のようになります。
動詞(他動詞)用法の例文
She reminded me of her moter.
彼女を見ていると彼女の母親を思い出す。He reminded me that Mary lives in Paris
彼はメアリーがパリに住んでいる事を思い出させてくれた※参考・例文引用「goo辞書」
「思い出す内容」を扱う場合は「remind A of ~」「remaind A that~」など
ただし「that節」が目的語の時以外は第4文型(SVO1O2)にはならない
上では2つの例文を紹介しましたが、どちらも「~を思い出させる」という意味になっています。
ここでのポイントは「思い出す内容」が「[語/句]と[that節]のどちらか」で取る文型が違う点です。
一つ目の例文では「思い出す内容」は「her+mother」の名詞句ですが、この場合は第3文型(SVO)です。
この場合第4文型を取る事が出来ない=「her mother」は文の主要素(S・V・O・Cのどれか)にはなれない為、前置詞をくっつけて修飾句(M)として使用しているわけですね。
「思い出す内容」が「that節」の場合
2つ目の例文では「思い出す内容」が「that Mary lives in Paris」とthat節になっています。この場合は第4文型も取れます。
第4文型なので「that Mary lives in Paris」は「O2(第2目的語)」つまり文の主要素になっています。
「that節」だけを第2目的語に取る動詞は大学入試で頻出!
(inform・assureなど)
- 「convince A of B」⇒AにBを納得させる
- 「convince A that~」⇒Aに~を納得させる
assure⇒「保証する」
convince⇒「確信させる」
inform⇒「知らせる」
warn⇒「警告する」
意味的には第4文型っぽいのに、「第4文型にならない」動詞も問われがち
特にsuggest「提案する」は頻出!
限定的に第4文型を取る動詞を紹介したついでと言っては何ですが、もう一つ紹介しておきたい動詞たちがあります。
それは意味的には第4文型っぽいのに、「第4文型にならない」動詞たちです。
例えばsuggest「提案する」は頻出で「AにBを提案する」の意味で第4文型(SVOO)を取れそうですが…
「AにBを提案する」としたいときは「suggest B to A」のように前置詞toが必要です!
このように「AにBを~する」という意味の時、「do B to A」という表現をする動詞も入試で問われがち…!
特に下記の10個は良く聞かれますよ!
announce⇒「発表する」
admit⇒「認める」
mention⇒「~だと言う」
express⇒「表現する」
remark⇒「述べる」
confess⇒「白状する」
explain⇒「説明する」
propose⇒「提案する」
demand⇒「要求する」
(demandだけ前置詞of、fromを使用する事に注意!)
demand以外⇒「do B to A」
demand⇒「demand B of A」「demand B from A」
※「to A」の位置はBの後とは限らない
例えば「suggest B to A」=「suggest to A B」
remindの語源・構成パーツ解説
接頭語「re」の意味は「再び/後ろへ」
接頭語「re」には
以前にも紹介しましたが「re」という接頭語はめちゃめちゃメジャー…!
使用する単語はとても多いです。
数が多いだけに、関連付けてしっかり覚えてしまいたいですね。
- 単語一覧 ※クリックで展開
- 動詞
rebel⇒(再び戦争を起こす)⇒「反抗する」recall⇒(再び呼び戻す)⇒「思い出す」
react⇒(応えて行う)⇒「反応する」
recede⇒(後ろへ行く)⇒「後退する」
receive⇒(再び取る⇒取り戻す)⇒「受け取る」
recite⇒(再び引用する)⇒「復唱する・暗唱する」
reclaim⇒(再び主張する)⇒「再要求する・取り戻す」
recline⇒(後ろへ曲げる)⇒「寄りかかる」
recognize⇒(再び知る)⇒「認識する・見覚えがある」
recollect⇒(再びともに集める)⇒「思い出す」
reconcile⇒(再び折り合わせる)⇒「和解させる」
reconstruct⇒(再び築く)⇒「再建する」
record⇒(再び心に呼び戻す)⇒「記録する」
recreate⇒(再び作る事をする)⇒「気晴らしをする」
recure⇒(再び走る)⇒「再発する」
recycle⇒(再び循環させる)⇒「リサイクルする」
refer⇒(運び戻す)⇒「~を参照する」
refine⇒(再度終わらせる)⇒「改良する」
reflect⇒(曲げ返す)⇒「反射する」
reform⇒(再び形づくる)⇒「改良する」
reflesh⇒(再び新鮮にする)⇒「元気を回復させる」
refuse⇒(注ぎ戻す)⇒「拒絶する」
regenerate⇒(再び生み出す)⇒「~を再生する」
regress⇒(後ろへ歩く)⇒「後戻りする」
reject⇒(投げ返す)⇒「拒絶する」
relax⇒(再び緩める)⇒「リラックスする、緩める」
relieve⇒(再び起き上がらせる)⇒「緩和する、安心させる」
relocate⇒(再び億)⇒「移転させる」
remedy⇒(再びいやす)⇒「治療する」
remit⇒(繰り返し送る)⇒「送金する・支払う」
remove⇒(再び動かす)⇒「取り除く」
renew⇒(再び新しくする)⇒「更新する、新しくする」
renovate⇒(再び新しくする)⇒「修理する、新しくする」
repait⇒(再び準備する)⇒「~を直す・修理する」
repeat⇒(再び求める)⇒「繰り返す・復唱する」
replenish⇒(再び満たす)⇒「補充する」
replicate⇒(再び折り重ねる)⇒「~を複製する」
reply⇒(折り返す)⇒「返答する」
report⇒(運び戻る)⇒「報告する」
reprehand⇒(掴み戻す)⇒「非難する」
repress⇒(押し戻す)⇒「抑える」
require⇒(再び求める)⇒「必要とする」
resent⇒(再び感じる)⇒「憤る」
reserve⇒(後ろで保つ)⇒「取り置きする」
resign⇒(再び署名する)⇒「辞職する」
resist⇒(反対して立つ)⇒「~に抵抗する」
resolve⇒(解き戻す)⇒「解決する」
restore⇒(再び立てる)⇒「元の状態に戻す」
restain⇒(締め戻す)⇒「抑制する」
restrict⇒(再び締める)⇒「制限する」
resume⇒(再び取る)⇒「再開する」
retain⇒(再び保つ)⇒「保持する・保有する」
retract⇒(後ろへ引っ張る)⇒「引き戻す」
reverse⇒(後ろ向きにする)⇒「反転する・逆にする」
revert⇒(後ろに向ける)⇒「戻す」
revise⇒(再び見る)⇒「改正する」
revive⇒(再び生きる)⇒「復活させる・生き返らせる」
revoke⇒(再び呼ぶ)⇒「~を取り消す」
revolve(再び回る)⇒「回転する」
名詞
recourse⇒(流れ変える)⇒「頼る事」reduction⇒(後ろへ導く事)⇒「縮小」
refrigerator⇒(再び冷たくするもの)⇒「冷蔵庫」
refugee⇒(逃げ返される人)⇒「難民」
Renaissance⇒(再び生まれる)⇒「文芸復興、ルネサンス時代」
reputation⇒(再考された事)⇒「評判」
resident⇒(戻って座る人)⇒「居住者」
residue⇒(残って座っているもの)⇒「残余」
restructure⇒(再び建てる)⇒「リストラ・再編成」
revenue⇒(再び来るもの)⇒「収入」
形容詞
relevant⇒(再び持ち上げるべき)⇒「関係のある」remote⇒(後ろに動いた)⇒「遠い」
replete⇒(再び満たされた)⇒「たっぷりの」
※参考・引用「THE ENGLISH CLUB」「鈴木陽一(2000),DUO3.0,ICP Corporation 」「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「mind」の意味「心」⇒「heart」と比べて知性的なイメージが強め
remindの構成パーツ「mind」
「mind」の原義は「考える・記憶する・意図する」です。そこから派生して「心」の意味が生まれました。
そのため、知性や思考のニュアンスが強い単語です。
同じ「心」という意味を持つ単語に「heart」がありますが、「heart」の原義は「中心」⇒「心」
そのため「heart」は「mind」に比べて感情的なイメージが強めです。
①心・精神・知性
動詞(他動詞)
①嫌がる・気にする
②注意を払う
動詞(自動詞)
①いやだと思う
Do you mind~?(=Would you mind~?)に対してはYes/No が逆になる
「mind」は「Do you mind~」(=Would you mind~?)の形で使われる事が多いです。
この時の意味は「~でも構いませんか?」
「Do you mind~?」と聞かれた時に
- 「いいですよ!」と答える時はNo.
「~は嫌だなぁ」と答えるときはYes.
のように答えます。
例えば「Do you mind if I smoke?(タバコを吸っても構いませんか?)」と聞かれた時であれば
●No.
●No I don’t mind.
●No problem
●Of course not
●Sure …など
●Yes.
●I’m Sorry …など
ドンマイ≠「Don’t mind」 「気にしない」のはあくまで「言ってる本人」
「気にするな!」と言いたい時は「Never mind」「Don’t Worry」
もうひとつ紹介すると、「気にするな」の意味で使われるドンマイ!を英訳しても「Don’t mind」にはなりません。
あくまで「Don’t mind」は「気にしません」の意味なので、I don’t mindなら「私は気にしないですよ」と言っているだけなのです。
「Don’t mind」だと場合によっては不適切な点に注意!
remindの意味・覚え方のまとめ
remindについてのまとめです。
●「人に~を思い出させる」意味で使うときは「remind 人 of~」「remind 人 that~」
⇒remindが第4文型を取るのは「remind 人 that~」のみ
※remindのように限定的に第4文型を取る動詞は入試で問われがち