こんにちは、コダックです。
英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の２つ。
②語源や単語のパーツ構成（接頭語・接尾語）などを関連付けて記憶する事
そう！関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい！
この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。
「単独の（pri）」+「法律（leg）」の2パーツで構成されている単語です。
「個別に適用される法律」がコアイメージで、“privilege“＝「特権」「特別扱い」「名誉」の意味を持ちますよ！
”privilege”の意味と使い方 コアイメージは「個別に適用される法律」
”privilege（発音：prívəlidʒ/プリィヴァリィヂ）”は「特権」「特別扱い」「名誉」の意味を持つ単語です。
「単独の（pri）」+「法律（leg）」の2パーツで構成されている単語で、「個別に適用される法律」がコアイメージです。
この時、法律が適用されるのは特定の個人（＝Aさん）のみになる訳です。
するとどうでしょうか？
Aさんは特別扱いされている事になりますよね！
また、そこから他の意味も連想する事が出来ます。
イメージとしては
といった感じです。
そういうわけで、後述しますが構成パーツに”leg（法律）”が入っている以上、「法的な権利」という面は強いですが、
You can have the privilege of buying discount seats at special rates.（特典として割引入場券を特別料金でお買いいただけます.）
のように法律関係なく特典や特権を扱う場面でも使う事が出来る表現です。
privilege
（名詞）
①特権、特典
②特別扱い
③名誉、光栄、恩恵
④免責特権
⑤秘匿特権
⑥法的な権利、基本的人権、特許権
⑦特権売買
（動詞・他動詞）
①特権を与える、特別扱いする
privileged（形容詞）
①特権のある、特権的な、特別扱いの
②光栄な、名誉な
③部外秘の
Don’t forget that using the car is a privilege, not a right!
その車を使うのは権利ではなく特権だということを忘れるな！Lazy students are denied the privilege of getting a scholarship.
怠惰な学生は奨学金を受ける特権を与えられないan outdated system based on aristocratic privilege
貴族の特権に基づく時代遅れの制度It is a privilege to meet you.
あなたにお会いできて光栄です※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第５版、大修館書店」
”privilege”の関連語：「権利」を意味する単語”right”
「特権」という意味から連想した方もいるかもしれませんが、「権利」を意味する単語”right”と比べた時、”privilege”の持つ「特権」という意味では若干ニュアンスが異なります。
でも日本語だと「権利」と「特権」で似たような意味に思えるけど…！
分かりやすい例で言えば「中学校へ通う権利」などは”right”ですが、「高校・大学へ進学する権利」は”privilege”です。
●前者⇒義務教育なので、法律上全ての国民に権利がある
●後者⇒個々の能力や置かれている環境によって可能な人と不可能な人が出る
「高校や大学へ進学する権利」は、特定の人達しか得られない権利…つまり特権というわけですね！
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- right
（形容詞）
①正しい、間違いのない
②適切な
③健康な
④右の
（副詞）
①ちょうど
②真っ直ぐに
③すぐに
④全く
⑤正しく、適切に
⑥右へ
（名詞）
①正しい事
②権利
③右、右側righteous（形容詞）
①正しい、公正な、正義の
②もっともな、無理もないrightful(形容詞)
①合法的な
②正当な、当然の
③正統のcopyright
（名詞）
①著作権、版権
（形容詞）
①著作権のある
（動詞・他動詞）
①著作権を取得する
”privilege”の語源はラテン語の”privilegium” 意味は「個人に影響を与える請求書、または法律」
”privilege”の語源についても、確認していきましょう。
”privilege”の語源はラテン語の”privilegium”で、意味は「個人に影響を与える請求書、または法律」です。
オックスフォード英英辞典には”privilege”の起源について、下記の記載があります。
Origin
Middle English via Old French from Latin privilegium ‘bill or law affecting an individual’, from privus ‘private’ + lex, leg- ‘law’.※参考・引用「LEXICO」
記載内容についての訳は下記の感じです。
構成パーツで覚える”privilege” 「単独の（pri）」+「法律（leg）」
ここからは構成パーツの面から”privilege”について覚えていきましょう
”privilege”の構成パーツは「単独の（pri）」+「法律（leg）」の2パーツです。
つぎから各パーツについて紹介していきます。
“pri/priv/privus/prop”は「単独の、個々の」「自身の」を意味するパーツ
“pri/priv”は「単独の、個々の」「自身の」を意味するパーツです。
”private”=「私用の」「個人的な」という意味を持ちます。
日本語でも「プライベートを守る」なんて表現を使ったりしますよね！
ちなみにプライベートで思い出したんだけど…「プライバシー」も同じ語源？
その他の”pri/priv/privus/prop”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。
”leg/legis/loy”は「法律」を意味するパーツ
”leg/legis/loy”は「法律」を意味するパーツです。
”allege”＝「主張する」「断言する」の意味を持ちますよ！
その他の”leg/legis/loy”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。
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allege（動詞・他動詞）
①主張する、断言する
②言い立てるallegation（名詞）
①主張、申し立てalleged（形容詞）
①（証拠なしに）申し立てられた、断定された
②疑わしいillegal（形容詞）
①違法の、非合法の、規則違反のillegally（副詞）
①違法に、不法にillegality（名詞）
①違法、不法、違法行為legacy（名詞）
①遺産、遺物
②受け継がれたものlegal（形容詞）
①法律のlegally（副詞）
①法律的にlegalese（名詞）
①法律用語legalism（名詞）
①法律尊重主義legalistic（形容詞）
①杓子定規なlegality（名詞）
①適法、法律順守legalize（動詞）
①～を法律上正当と認める、公認するlegalization（名詞）
①合法化privilege
（名詞）
①特権、特典
②特別扱い
③名誉、光栄、恩恵
④免責特権
⑤秘匿特権
⑥法的な権利、基本的人権、特許権
⑦特権売買
（動詞・他動詞）
①特権を与える、特別扱いするprivileged（形容詞）
①特権のある、特権的な、特別扱いの
②光栄な、名誉な
③部外秘の
”privilege”の意味と語源・覚え方のまとめ
”privilege”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒「個別に適用される法律」がコアイメージ
⇒”privilege”＝「特権」「特別扱い」「名誉」の意味
●”privilege”の語源はラテン語の”privilegium”
⇒意味は「個人に影響を与える請求書、または法律」
是非ご活用いただければ！
