premiseこんにちは、コダックです。
英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事
そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい!
この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。
「pre(前に)」+「mise(送る)」の2パーツで構成されている単語です。
「前に送ること」がコアイメージで、“premise“=「前提・仮説」「敷地」の意味を持ちますよ!
”premise”の意味と使い方 コアイメージは「前に送ること」
”premise(発音:prémis/プレェミス)”は「前提・仮説」「敷地」の意味を持つ単語です。
「pre(前に)」+「mise(送る)」の2パーツで構成されている単語で、「前に送ること」がコアイメージです。
「前に送る」情報⇒あらかじめ考えるべき情報(=前提)
うーん、「前に送ること」=「前提」って言うのがいまいちしっくりこないなぁ
一番「前に送る」べき情報=あらかじめ考えるべき情報
というイメージを持つと覚えやすいですよ!
つまり、premiseのイメージとしては下図のような感じになります。
それこそが”premise”というわけです!
①前提、仮定
②土地、敷地、構内、建物、店舗
③前述の部分、頭書
例文
Issues are dealt with on the premise that majority decision is final.
最終的には多数決で決めるという前提のもとに問題点が取り扱われる.American justice works on the premise that an accused person is innocent until they are proved guilty.
被告は有罪が立証されるまでは無罪だという前提でアメリカの裁判は行われる※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”premise”の関連語①:”Assumption (仮定)”、”Hypothesis (仮説)”
例えば”premise”と似たような意味を持つ単語には”Assumption (仮定)”や”Hypothesis (仮説)”などがありますよ!
⇒”Assumption (仮定)”、”Hypothesis (仮説)”
確実性が低い”assumption(仮定)”
”Assumption ”は「仮定(仮に定めたもの)」という日本語からも分かるように、あくまで仮のものです。
情報や証拠が不足している中で仮に定めているので、確実性が低いです。
なので、何かを推測する時の前提として用いられる事が多いですね。
●premise
“The success of the marketing campaign is based on the premise that our target audience prefers eco-friendly products.”
このマーケティングキャンペーンの成功は、私たちのターゲットオーディエンスが環境にやさしい製品を好むという前提に基づいています。
⇒キャンペーンの成功は、オーディエンスの好みを前提にしている
⇒前提条件が確かなものとして存在しているイメージ
●assumption
“She made the assumption that he would be available to help, but he had already made other plans.”
彼女は彼が手伝ってくれるだろうと仮定しましたが、彼はすでに他の計画を立てていました。。
⇒特に根拠はないが、彼が手伝ってくれると仮定している
⇒確実性が低いイメージ
基本的なイメージはこんな感じです。
内容の正誤自体には関係ありません。
…ただ、根拠がないので結果的に間違ってる事は多いですが…!
”Hypothesis ”はこれから実証される「仮説」
hyphthesisは未検証の「仮説」を意味しています。
科学的な文脈で使われる事が多く、イメージ的には
「今は確実性が低いけど、これからデータを集めて実証していこう!」
という感じです。
ただし“assumption”が前述の通り、根拠が無いのに対して、
”hypothesis”は「今は」根拠が無いだけで、
「実験や観察などでデータを集めれば検証できるだろう」という期待感があります。
● “The scientist’s hypothesis is that increasing the temperature of the water will accelerate the growth of the algae in the lab experiments.”
「その科学者の仮説は、実験室の実験において水温を上げると藻類の成長が促進されるというものです」
⇒学者は実験を通じて得られるデータに基づいて、水温の上昇が藻類の成長にどのように影響するかについての仮説を立てている
⇒実験を続けていけば検証されるかも!というイメージ
”premise”の語源はラテン語のpraemittere 意味は「前に送る」
”premise”の語源についても、確認していきましょう。
”premise”の語源はラテン語のpraemittereで、意味は「前に送る」です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”premise”の起源について、下記の記載があります。
Origin
First recorded in 1325–75; Middle English premiss, from Medieval Latin praemissa, noun use of feminine of Latin praemissus, past participle of praemittere “to send before,” equivalent to prae- “before, in front, ahead,” + mittere “to send”; see pre-※参考・引用「Dictionary.com」
上の文章をざっくり翻訳すると
”prae(前、前方、前進)”+”mittere(送る)”の組み合わせに相当する”praemittere(前に送る)”の過去分詞が、”praemissus”、”praemissa”を経由して、中期英語の”premiss”として発祥した。最初に記録されたのは1325-1375 までの期間だった。
という感じ。
●ラテン語の”praemittere(前に送る)”
⇒”prae(前、前方、前進)”+”mittere(送る)”の組み合わせに相当
↓
●”praemissus”、”praemissa”を経由して中期英語の”premiss”として発祥
↓
●次第に現在の”premise”という単語として使われるようになった
構成パーツで覚える”premise” 「pre」+「mise」
ここからは構成パーツの面から”premise”について覚えていきましょう
”premise”の構成パーツは「pre(前に)」+「mise(送る)」の2パーツです。
つぎから各パーツについて紹介していきます。
“pre”は「前に」を意味するパーツ
”pre”は「前に」を意味するパーツです。
単語によっては”pro”や”pur”といった形で使われる事もあります。
「余裕を持って切る事」がコアイメージで、“precisely”=「ちょうど・正確に」「厳密に・慎重に」の意味を持ちますよ!
その他の”pre”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。
”mise”は「送る」を意味するパーツ
”mise”は「送る」を意味するパーツです。
これも別の形で使われる事が多く、”miss”や”mess”、”mit”などの形で使われる事が多いです。
日本語でも「メッセージ」と言えば、誰かに「送る」ものですよね!
その他の”mise”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。
”premise”の意味と語源・覚え方のまとめ
以下、”premise”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「前に置かれたもの」
⇒”premise”=「前提・仮説」「敷地」の意味を持つ
●”premise”の語源はラテン語のpraemittere
⇒意味は「前に送る」
下記の記事でも紹介していますので、ご参考にして頂ければ!