こんにちは、コダックです。
英語学習、とくに英単語や表現を記憶する上で大切なのは以下の2つ。
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事
そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい!
この記事では英単語や表現について、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。
対象を「手放す、捨てる、忘れる、解放する」などして物理的・精神的に離れていく事を意味する表現です。
「let go of」の意味は「~を離す」「~を捨てる」「~を忘れる」「~を開放する」
let go ofの意味は「離す」や「捨てる」、「忘れる」、「解放する」です。
ofなしで「let go A」の形で使われる事もありますが、その場合は「let A go」のように間に挟む形の方が多いイメージ。
②~を捨てる
③~を忘れる
④~を開放する
こうして見ると意味が広いように思えますが、そのコアは「対象が離れる(go)」事。
goとcomeの違い
go=「(話し手・聞き手から)離れていくイメージ」 come=「(話し手・聞き手の方へ)近づくイメージ」
let go ofの「対象が離れていくイメージ」はgoという動詞の持つイメージが影響しています。
”go”を直訳すると「行く」ですが、よりコアな意味は「(話し手や聞き手から)離れていく」イメージです。
イメージ的には「出かける・立ち去る」が近いです。
“go”という動詞を考えるにあたっては”come”と比較すると分かりやすいです。
日本語の感覚で考えると、難しく感じるのがこの”go”と”come”の使い分けです。
よく「ご飯の支度をしているお母さんと子供」の例が使われるので、聞いた事がある方もいるかもしれません。
「ご飯よ~」と呼ぶお母さんに対して、子供が「今行くよ~!」と言う場面。
この場合は”I’m going!”ではなく、”I’m coming!”と言うのが正解です。
come=来るで覚えていると「今来るよ~!」と言っているように聞こえてしまうのですが、comeのイメージは「(話し手・聞き手のもとに)近づく」事です。
この場合は聞き手であるお母さんのもとに近づく⇒「行くよ~!」と言っているわけですね。
逆に日本語を使う感覚で”I’m going!”と言ってしまうと意味が変わってしまいます。
聞き手であるお母さんから離れていく⇒「出かけてくるよ~!」と言っているような印象になるわけですね。
アナと雪の女王 「let it go」は「もう好きにして」と諦めた所から吹っ切れるイメージ
ディズニー映画「アナと雪の女王」のテーマソング「let it go」は「もう好きにして」と諦めた所から吹っ切れていくイメージです。
※使役動詞:letのイメージは「自由に~させておく」容認のイメージ
●let O ~⇒「Oには自由に~させておく」=容認しているイメージ
●make O ~⇒「無理やりOに~させる」=強制しているのイメージ
●have O ~⇒「Oが~するようにもっていく」=手はずを整えているイメージ
※”~”に入るのは動詞の原形(原形不定詞)
let go ofの例文・使い方
Let him go from his job.
彼の職を解く。Let it go at that.
それは忘れなさい。Let go of my hair!
髪の毛を引っ張らないで!※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
類義語は「release~」「set ~ free」
release the hostages.
人質を解放する。set him free
彼を自由にする。※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
特に「set ~ free」に関しては、「~を開放する・自由にする」の意味に限っての話ではありますが、例文のように「let go of」とかなり似た形で言い換える事が可能です。
let go ofの意味・覚え方のまとめ
⇒その大本となっているのはgoという動詞の「離れる」イメージ
”go”には「(話し手・聞き手から)対象が離れる」意味を持つ
下記の記事でも紹介していますので、ご参考にして頂ければ!