【形作られた(fig)もの(ure)】英単語「figure」の意味と覚え方【語源から覚えよう】

こんにちは、コダックです。

 

英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。

①あらゆる方法(目・耳・口・手)を使って脳を刺激する事
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事

そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい

この記事では英単語を語源や構成パーツなど、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。

 

 
コダック
今日の英単語は「figure」!「形づくられた(fig)もの(ure)が語源の単語です。

 

figureの意味は「人」「図」「輪郭」「数」

figure(発音:fígjər/フィグァァ)「人の形」「図」「輪郭」「数」の意味をもつ名詞です。

動詞の用法もあり、その時の意味は「~と考える(他動詞)」「目立つ(自動詞)」です。

 

名詞の用法(可算名詞)
1、人の形
2、図
3、輪郭
4、数

動詞の用法(自動詞)
1、目立つ

動詞の用法(他動詞)
1、~と考える

 
 
コダック
特に名詞の意味が多いですね…!覚えきれるかなぁ…
 

figureの意味が多すぎる! 「形づくられた(fig)もの(ure)」のイメージで覚える

意味が多くて不安になりますよね!でも大丈夫!

figureは名詞の意味が多い事で有名な単語ですが「形づくられた(fig)もの(ure)」のイメージをしっかり持っておけば覚えやすいです。

 

例えば物の形(を描いたものが「図」ですし、「輪郭」などはそのまんま「物の形」という意味です。

 

 
コダック
「人影」や「人間」そのものも「人の形」を表しているのでfigureですね。

 

 

唯一「数」の意味だけ「形づくられたもの」から遠いように思えますが、

数を与えられたものは、具体的な形を想像できるようになります

 

例えば”put a figure (on) ”で「(~の)数を正確にいう」の表現があります。

 
コダック
ただ「お金」といってもぼんやりしていますが、「100万円」というと札束を想像できますよね。

 

 

figureの例文・使用法

figureの例文・使用法について紹介します。

 

名詞用法の例文
lose one’s figure
太る、体の線が崩れる

geometrical figures
幾何学的図形

double figures
2桁の数

動詞用法(自動詞)の例文
His name figures in history.
彼の名は歴史的に有名だ

動詞用法(他動詞)の例文
What do you figure will happen?
何が起こるかと思うか

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

 

「プロポーションが良い」もfigureを使う

一つ目の例文ではfigureを体の線」すなわち和製英語で言う「体のスタイル・プロポーション」の意味で使用していますね。

このように日本語で言う所の「プロポーションが良い」にもfigure (body)を使います。

 

 

“nice figure(body)” “great figure(body)”といった感じですね。

 

ちなみにproportion単体では「体のスタイル、プロポーション」の意味はありません。

 

proportionの意味は「割合・比率」なので、”body proportion(体の割合)”の表現なら近い意味になります。

 

 
コダック
”Good proportion”だけだと訳しても「良い比率」…!
「良いプロポーション」の意味にならない事は注意です!
 
 

余談:アメリカのドラマ「ドリーム」の原題”hidden figures”は「知られざる人々」&「知られざる数値」の意味

アメリカで公開されたドラマ『ドリーム』(2016)は「マーキュリー計画(※)」を描いたエッセイですが、
その原題は「hidden figures」。意味は「知られざる人々」「知られざる数値」
 
※マーキュリー計画⇒1958年から1963年にかけて実施された、アメリカ合衆国初の有人宇宙飛行計画        
 ●参考・引用「Wikipedia
 
『hidden figures(邦題:ドリーム)』は差別や偏見の中で、懸命に戦いぬいたキャサリン・ドロシー・メアリー、「3人(figure)の数(figure)学者達」知られざる(hidden)物語を描いた作品です。
 
コダック
なので「hidden figures」というわけですね!
 
このようにfigureは「人の形」そのものを指す為、「人物」の意味で使われる事もあります。
 

”figure out”の意味は「見つけ出す」「考えつく」 「out=外に」のイメージ

figureには”figure out”の表現があります。意味は「見出す」「考えつく」
覚え方としては、頭の中でもやもやしている事を考えたら(figure)外に出てきて具体的・明確になった(out)イメージです。
 
out(外に)はとても応用が効く単語です。
例えば作った結果外に出てくるのが”come out””turn out”。意味は「生産する」です。

他にも外に出た結果、何かが明確になったり具体的になる=「分かる・理解する」の意味になるのが”find out” ,”make out”です。
“figure out”もこの「分かる・理解する」のニュアンスですね!

 

関連語:「形」を意味する単語”figure”と”form”、”shape”との違い

figureの持つ「形」の意味ですが、英語には同じように「形」を意味する単語が他にもあります。

 

意味の幅としては以下の感じです。

form>shape=figure

formの持つ「形」の意味は一番幅広くて、抽象的なもの形式などもformで表します。

例えば「問い合わせフォーム」は何かを問い合わせする時の記入書式の事ですね

 

一方でshapeは立体的な形を表し、figureは輪郭を表します。

 

figureの意味と語源・覚え方のまとめ

figureについてのまとめです。

●figureの語源は「形作られた(fig)もの(ure)」

●figureの意味は「人の形」「図」「輪郭」「数」(名詞)
       「目立つ(自動詞)」「~と考える(他動詞)」

 
 
コダック
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参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「LEXICO(https://www.lexico.com)」