こんにちは、コダックです。
英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事
そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい!
この記事では英単語を語源や構成パーツなど、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。
広く知られている「公正な」以外にも多くの意味を持ちます。
fairの意味・使い方 「公正な」だけじゃない!
”fair”(発音:féər/フェアァ)は「公正な・公平な」の意味を持つ形容詞ですが、実は幅広い意味を持っている単語です。
日本語でも「フェアな勝負をしようぜ!」のように「公正・公平な」の意味で使われる事が多い“fair”……
英語でも「公正・公平な」の意味で使われる事が多いのですが、実はfairは「公正・公平な」以外にも多くの意味を持っている単語です。
例えば”a fair income”で「かなりの収入」を意味するように、fair=「かなりの、なかなかの」と、物事の程度を表す使い方もあります。
他にも“fair weather”「晴天」のように、fair=「(天候が)良い・好天の」の使い方や、”fair hair”「金髪」のようにfair=「金髪の」の意味で使われるなど、さまざまな使い方があるのが”fair”という単語です。
①公平な・公正な
②なかなかの・かなりの
③(天候が)良い・好天の
④色白な・金髪の
名詞
①祭り・縁日
②展覧会・品評会
例文は以下の通り。
形容詞用法のfair
All’s fair in love and war.
恋と戦争では手段を択ばない。There’s still a fair bit of work to finish before we go.
出発する前に終わらせておくべきことがまだかなりある。Fair to rainy.
晴れのち雨名詞用法のfair
an international trade fair
国際見本市
名詞のfairは別物 「祭り」や「展覧会」の意味を持つ
fairには名詞もあり、「祭り」や「展覧会」の意味を持ちます。
4つ目の例文では名詞のfairが登場しています。
名詞の”fair”は形容詞の”fair”と発音も綴りも全く一緒なのですが、これはたまたま一致してしまっただけの別物です
野球やソフトボールの用語に「フェア」がありますが、こちらは形容詞の”fair”(公正な)です。
「ファウルボール(foul ball)」がルールに反した(=反則)打球であるのに対して、「フェアボール(fair ball)」は正しく打たれた打球だという事ですね。
”fair”の語源は古英語の”fæger” 意味は「快適な、魅力的な」
fairの語源は古英語の”fæger”(快適な、魅力的な)です。
オックスフォード英英辞典には”fair”の起源について下記の記載があります。
Origin
Old English fæger ‘pleasing, attractive’, of Germanic origin; related to Old High German fagar.ゲルマン古英語で「快適な、魅力的な」を意味する単語”fæger”を語源としている。
そして”fæger”は古高ドイツ語のfagarとも関連がある。※参考・引用「LEXICO」
ちなみに古高ドイツ語とは古ドイツ語の方言みたいなもので、中部・南部地域で使用されていた古ドイツ語です。
”fair”が「なかなかの」や「好天の」と言った意味になるのは、語源の”fæger”から派生する時に「魅力的なもの全般」を指すようになったからかもしれませんね。
fairの意味・覚え方のまとめ
fairの意味・覚え方についてのまとめです。
⇒「かなりの」「好天の」「色白の・金髪の」など複数の意味がある。
●名詞の”fair”は「縁日」「展覧会」の意味
⇒形容詞のfairとは発音・綴りが同じだけの別物
下記の記事でも紹介していますので、ご参考にして頂ければ!