こんにちは、コダックです。
英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事
そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい!
この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。
「ex(外に)」+「plic(重ねる)」の2パーツで構成されている単語です。
「折り畳まれたものを広げること」がコアイメージで、“exploit“=「採掘する、開発する」「利用する」の意味を持ちますよ!
”exploit”の意味と使い方 コアイメージは「折り畳まれたものを広げること」
”exploit(発音:iksplɔ’it/イクスプロィト)”は「採掘する、開発する」「利用する」の意味を持つ単語です。
「ex(外に)」+「plic(重ねる)」の2パーツで構成されている単語で、「折り畳まれたものを広げること」がコアイメージです。
そういったものを「切り出したり」「切りひらい」たりして、利用可能な形にする事が”exploit”なんです。
だから”exploit”=「採掘する」「利用する」の意味を持つわけかぁ!
IT用語に「エクスプロイト」という単語がありますが、これは「プログラムの脆弱性をついて、不正アクセスなどの攻撃をすること」を指します。
なんでこれが”exploit”なのかと言うと、
普段は隠されている(=見えていない)プログラムの脆弱性を明らかにする(=広げる)イメージを持つからなんですね。
”exploit”の関連語①:「開発する」を意味する単語”develop/cultivate”
それぞれの「開発する」は、対象が微妙に異なります。
⇒「開発する」の意味を持つ単語”develop/cultivate”
イメージとしては”develop”が一番広い対象を「開発する」事を意味します。
イメージの違いとしては
●exploit⇒「資源」を開発する
●develop⇒「製品・土地・資源など」を開発する
●cultivate⇒「土地・才能・人との関係性など」を開発する
といった感じです!
例えば”cultivate”が「人」を目的語に取る時は「積極的に関わる」とか「(関係性を)深める」という訳語になります。
例文としては下記の感じ。
ジェーンは自分に役立ちそうだと思われる友人とは積極的に交わる.
①(人や状況を)私欲のために利用する
②~につけこむ、~を搾取する
③(才能や資源などを)最大限に利用する
④(資源などを)開発する、(鉱山などを)採掘する
develop
(動詞・他動詞)
①~を発達させる、発展させる
②~を開発する
③(感情や性質などを)身に付ける、引き出す
④(能力などを)向上させる、改善する
⑤(病気など)になる、にかかる
⑥(問題や事故など)を起こす、生じる
⑦(計画など)を展開する、進展させる
⑧(土地などを)開発する、造成する、活用する
⑨(フィルムや写真を)現像する
⑩(事実などを)明らかにする
(動詞・自動詞)
①発達する、発展する、成長する
②(能力などが)伸びる、向上する
③(病気が)悪化する、生じる
④(問題などが)発生する
⑤(写真が)現像される
⑥(雲などが)徐々に表れる、見えてくる
cultivate(動詞・他動詞)
①(土地を)耕す、耕作する、開墾する、開発する
②栽培する
③(友情・関係などを)深める、(人と)積極的に関わる
④(才能などを)みがく、高める
例文
He exploited his position to advance his fortunes.
彼は立場を利用して富を築いた.The company exploited its workers with little pay.
会社はわずかばかりの給料で従業員を搾取した.exploit one’s talent
才能を精いっぱい活用する.Exploit the mineral resources in the mine
鉱山での鉱物資源を採掘する※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”exploit”の語源はラテン語の「explicitum」 意味は「決着がついた」
”exploit”の語源についても、確認していきましょう。
”exploit”の語源はラテン語の「explicitum」で、意味は「決着がついた」です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”exploit”の起源について、下記の記載があります。
Origin
1350–1400; Middle English exploit, espleit<Old French exploit,Anglo-French espleit<Latin explicitum, neuter of explicitus (past participle)※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”exploit”はラテン語の「explicitum」から発祥している模様。
●「explicitus」の過去分詞の中性語⇒ラテン語の「explicitum」
↓
●アングロフランス語の「espleit」
↓
●アングロフランス語の「espleit」
↓
●古フランス語の「exploit」
↓
●中世英語の「exploit」として発祥(1350年から1400年の間)
ちなみにラテン語の「explicitum」というと、「決着がついた」という意味を持っています。
構成パーツで覚える”exploit” 「ex」+「plic」
ここからは構成パーツの面から”exploit”について覚えていきましょう
”exploit”の構成パーツは「ex(外に)」+「plic(重ねる)」の2パーツです。
つぎから各パーツについて紹介していきます。
“ex”は「外に」を意味するパーツ
”ex”は「外に」を意味するパーツです。
後に続く発音によっては”e-”だけで使われる事もありますが、基本は同じです。
「敷居の外に出すこと」がコアイメージで、“eliminate“=「除去する」「取り除く」の意味を持ちますよ!
その他の”ex”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。
”plic”は「重ねる」「折りたたむ」を意味するパーツ
”plic”は「重ねる」を意味するパーツです。
このパーツは変形して使われる事の多いパーツでして、”plec/plect/plex/ply/pli/ple/ply”といった形で使われる事が多い上に、今回の”exloit”のように例外的な変形も多いパーツです。
「中に含める」がコアイメージで、”imply=「ほのめかす」「暗に意味する」の意味を持ちますよ!
その他の”plic”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。
”exploit”の意味と語源・覚え方のまとめ
以下、”exploit”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「折り畳まれたものを広げること」
⇒”exploit”=「採掘する、開発する」「利用する」の意味
●”exploit”の語源はラテン語の「explicitum」
⇒意味は「決着がついた」
下記の記事でも紹介していますので、ご参考にして頂ければ!