こんにちは、コダックです。
英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事
そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい!
この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。
「em(中に)」+「bra(腕)」の2パーツで構成されている単語です。
「腕の中に入れること」がコアイメージで、“embrace“=「抱きしめる」「喜んで応ずる」「受け入れる」の意味を持ちますよ!
”embrace”の意味と使い方 コアイメージは「腕の中に入れること」
”embrace(発音:imbréis/インブレェィス)”は「抱きしめる」「喜んで応ずる」「受け入れる」の意味を持つ単語です。
「em(中に)」+「bra(腕)」の2パーツで構成されている単語で、「腕の中に入れること」がコアイメージです。
精神的な意味で腕の中に受け入れる(=「喜んで応ずる」)ことが”embrace”なわけですね!
他には主義などを「受け入れる」事もあらわしますよ!
(動詞・他動詞)
①抱きしめる、抱擁する
②喜んで応ずる
③受け入れる
④含有する、含む
(動詞・自動詞)
①抱き合う
(名詞)
①抱擁
②受諾、容認
She embraced her daughter tenderly.
彼女は娘を優しく抱きしめた.He put his arms around me and embraced me tightly.
彼は私の体に腕を回してきつく抱きしめたThe Roman Empire embraced Christianity in the fourth century.
ローマ帝国は4世紀にキリスト教を国教とした.※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”embrace”と”accept”の違い・使い分け
そうですね!上で少し触れた”accept(発音:æksépt/アクセェプトゥ)”も「受け入れる」の意味を持つ表現です。
意味的には言い換え可能な場合も多くありますが、”accept”の方がより「受け身」な印象がありますよ!
例えば「海外の文化を受け入れる」と表現するとしましょう!
”accept”と”embrace”の二つを使うと、以下のように表現します。
“embrace” ⇒”embrace foreign cultures”
すると”accept”の方は、「海外の文化が入ってきた」感じがするのに対し、”embrace”だと「海外の文化を取り込んだ」イメージを受けます
accept
(動詞・他動詞)
①(招待や謝罪などを)受け入れる、受け取る
②受け付ける、取り扱う
③(提案などを)受け入れる、承認する
④(責任などを)負う、認める
⑤信じる、認める
⑥(苦境、運命など)を受け入れる、耐え忍ぶ
⑦入学を認める、入社を認める
(動詞・自動詞)
①(招待・申し出などを)承諾する
acceptability(名詞)
①受容性、容認性
acceptable(形容詞)
①(社会的・道徳的に)受け入れられる、認められる、容認される
②(基準・内容を満たして)受け入れ可能な
③まずまずの、一応満足の出来る
acceptance(名詞)
①(申し出・招待などの)受諾、受領、受け取り
②賛成、容認
acceptation(名詞)
①語句の意味、語義
accepted(形容詞)
①一般に容認された、確立した
②引き受け済みの
accepter(名詞)
①受け取る人、受諾者
acceptor(名詞)
①手形引受人
②受容体
”embrace”の語源は古フランス語の”embracer” 意味は「腕の中」
”embrace”の語源についても、確認していきましょう。
”embrace”の語源は古フランス語の”embracer”で、意味は「腕の中」です。
オックスフォード英英辞典には”embrace”の起源について、下記の記載があります。
Origin
Middle English (in the sense ‘encircle, surround, enclose’; formerly also as imbrace): from Old French embracer, based on Latin in- ‘in’ + bracchium ‘arm’.※参考・引用「LEXICO」
記載内容についての訳は下記の感じです。
発祥時は広く「囲む」を意味していた
「腕の中に入れる」というコアイメージは語源からも分かりますね!
構成パーツで覚える”embrace” 「●●●●●」+「●●●●●」+「●●●●●」
ここからは構成パーツの面から”embrace”について覚えていきましょう
”embrace”の構成パーツは「em(中に)」+「bra(腕)」の2パーツです。
つぎから各パーツについて紹介していきます。
“em”は「中に」「~にする」「上に」「~に対して」を意味するパーツ
“em”は「中に」「~にする」「上に」「~に対して」を意味するパーツです。
単語によっては「am/im/in/en」等に変化して使われる場合もあります。
「心の中に注意を向ける」がコアイメージで、“intend“=「意図する」「~するつもりである」の意味を持ちますよ!
その他の”em”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。
”bra”は「腕」を意味するパーツ
”bra”は「腕」を意味するパーツです。
どうやって覚えたらいいかな?
ですがなじみ深さで言えば”bra”も中々のものなんですよ!
ブレスレットを英語表記すると”bracelet”…つまり「腕輪」の事ですよね!
ちなみに”bracer”という単語もありますが、こちらは剣道などの「篭手(こて)」を表しますよ!
その他の”bra”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。
- 単語一覧 ※クリックで展開
- bra(名詞)
①ブラジャー
②車の前部用カバーbrace
(名詞)
①締め金、かすがい
②補強材、矯正器
(動詞・他動詞)
①準備をする、覚悟を固める
②(手足などを)突っ張る
③力を籠める
④補強する、支える
(動詞・自動詞)
①準備する、覚悟を固めるbracelet(名詞)
①腕輪
②(braceletsの形で)手錠bracer(名詞)
①刺激性飲料
②篭手、腕甲bracing(形容詞)
①身を引き締めるような、さわやかなembrace
(動詞・他動詞)
①抱きしめる、抱擁する
②喜んで応ずる
③受け入れる
④含有する、含む
(動詞・自動詞)
①抱き合う
(名詞)
①抱擁
②受諾、容認
”embrace”の意味と語源・覚え方のまとめ
”embrace”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒「腕の中に入れること」がコアイメージ
⇒”embrace”=「抱きしめる」「喜んで応ずる」「受け入れる」の意味を持つ
●”embrace”の語源は古フランス語の”embracer”で、意味は「腕の中」
下記の記事でも紹介していますので、ご参考にして頂ければ!