こんにちは、コダックです。
英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事
そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい!
この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。
「強意(de)」+「訳に立つ・仕える(serv)」の2パーツで構成されている単語で、「完全に役に立つ」のイメージを持ちます。
良い意味でも悪い意味でもあることと同価値であることを表し、”deserve”=「値する」の意味を持ちますよ!
”deserve”の意味と使い方 イメージは「完全に役に立つ」
”deserve(発音:dizə’ːrv/ディザァヴ)”は「値する」の意味を持つ動詞です。
「強意(de)」+「訳に立つ・仕える(serv)」の2パーツで構成されている単語で、「完全に役に立つ」のイメージを持ちます。
”deserve”は人や物・事などが同価値であることを表します。
「良い意味」でも「悪い意味」でもね!
賞賛を受ける時だけじゃなくて、罰を受けるときも”deserve”を使うってこと??
たとえば”You deserve it(それは当然だよ)”は文脈にもよりますが、
●それだけの価値が君にはあるんだよ⇒賞賛を受けて当然だよ
●ひどい目にあって当然だよ⇒罰を受けて当然(=自業自得)だよ
のどちらの意味にも取れるわけですね!
①(人や行いなどが)値する、ふさわしい
②~して当然である
※関連語
deserved(形容詞)
①受けて当然の、相応の
deservedly(副詞)
①当然、正当に
deserving(形容詞)
①援助に値する
②値する
deservingly(副詞)
①ふさわしく、当然
A person who steals deserves punishment.
盗みを働くものは罰せられて当然だShe deserves to succeed
彼女なら成功してもおかしくないThe boy deserves getting credit for what he did.
その少年は彼がなしえたことに対して賞賛されて当然だ。※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”deserve”と”worth”の違い
”desersve”と”worth”って言い換えは可能なの?
ただし”be worth”にはネガティブなイメージがありません。
①(金銭的に)~の値打ちのある
②~に値する、~の価値がある
③~の財産を所有して
”worth”は金銭的な価値を表すことが多く、資産価値や金額などを表す場合は”worth”の方がよく使われるイメージです。
「この絵は200万の価値がある」は”This painting is worth two million dollars”と表現しますが、これを”This painting deserve two million dollars”と言うと不自然なイメージです。
ちなみに金銭的な価値を表す時に「人」が主語である場合は訳し方に注意が必要です。
「人 be worth ~」の表現は「人が~の価値の財産を保有して」の意味になることが多いです。
「人」が主語の場合は”deserve”を使うほうが一般的です。
例えば”She is worth two million dollars”は、「彼女には200万ドルの財産がある」の意味になります。
”deserve”の語源はラテン語の”deservire(貢献する・熱心に役立つ)”
”deserve”の語源についても確認していきましょう。
”deserve”の語源はラテン語で「貢献する」「熱心に役立つ」を意味する”deservire”という単語です。
オックスフォード英英辞典には”deserve”の起源について、下記の記載があります。
Origin
Middle English from Old French deservir, from Latin deservire ‘serve well or zealously’.※参考・引用「LEXICO」
記載内容についての訳は下記の感じです。
構成パーツから覚える”deserve” 構成パーツは「de」+「serv」
次から各パーツについて紹介していきます。
”de-”は「下降」「分離」「否定」「強意」「悪化」を表すパーツ
”de-”は「下降」「分離」「否定」「強意」「悪化」を表すパーツです。
”deserve”の”de-”は「強意」の意味で、「徹底的に」や「完全に」を表していますが、他にも多くの意味を持つパーツです。
例えば以前紹介した”devastate”は「強意(de)」+「荒らす(vast)」+「動詞語尾(ate)」の3パーツで出来ている単語です。
「打ちのめす」……??
「人の心」を徹底的に荒らす=「打ちのめす」というわけですね!
他の”de”を使用する単語についても以下で紹介していきます。
”serv”は「仕える」「役に立つ」を意味するパーツ
”serv”は「仕える」「役に立つ」を意味するパーツ
このパーツを使用する単語は他に、下記のものを紹介しています。
- 単語一覧 ※タップ・クリックで展開
- desert
(名詞)
①砂漠
②不毛の地、不毛の時代
(形容詞)
①砂漠の、砂漠に生息する
②人の住まない、寂しいdeserve(動詞・他動詞)
①(人や行いなどが)値する、ふさわしい
②~して当然であるdeserved(形容詞)
①受けて当然の、相応のdeservedly(副詞)
①当然、正当にdeserving(形容詞)
①援助に値する
②値するdeservingly(副詞)
①ふさわしく、当然dessert(名詞)
①デザートdisserve
(名詞)
①ひどい仕打ち、あだ
(動詞・他動詞)
①批判する、酷評するserf(名詞)
①農奴servant(名詞)
①使用人、召使い
②(神・芸術・国民などへの)奉仕者
③公務員、職員
④支配されるもの
⑤役に立つものserve
(動詞・他動詞)
①(食事を)出す
②(人数)分である
③応対する
④役に立つ、~にかなう
⑤必要を満たす
⑥供給する
⑦~の為に働く、仕える
⑦務める
(動詞・自動詞)
①役立つ、効果がある
②勤務するserver(名詞)
①サーバー、データ集配信装置
②サーブをする人、サーバー
③大皿、盆service(名詞)
①公益事業
②官公庁業務
③サービス業
④接客、応対
⑤奉仕、貢献
⑥点検
⑦業務
⑧兵役、群
⑨礼拝
⑩(バスや列車の)便servile(形容詞)
①卑屈な、こびへつらう
②追従的な、自主性のない
③奴隷のservility(名詞)
①卑屈servitude(名詞)
①奴隷の境遇、隷属
②強制労働subservience(名詞)
①追従、おべっか
②従属状態subservient(形容詞)
①言いなりになる、追従的な
②従属する
”deserve”の意味と語源・覚え方のまとめ
”deserve”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒「強意(de)」+「訳に立つ・仕える(serv)」の2パーツで構成されている
⇒「完全に役に立つ」のイメージを持つ
⇒良い意味でも悪い意味でもあることと同価値であることを表す。
⇒”be worth~”と言い換え可能なケースも多い
●”deserve”の語源はラテン語で「貢献する」「熱心に役立つ」を意味する”deservire”
下記の記事でも紹介していますので、ご参考にして頂ければ!