こんにちは、コダックです。
英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事
そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい!
この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。
「定義する」の意味を持つ”define”から派生した単語で、
「de(分離)」+「fin(終わる)」のパーツで構成されている事から「終わりをはっきりと決める」⇒「外との境界を定めること」をコアイメージとして持つ単語です。
“definitely“=「確かに・間違いなく」「明確に」の意味を持ちますよ!
”definitely”の意味と使い方 コアイメージは「境界を定めること」
”definitely(発音:défənitli/デファニトゥリ)”は「確かに・間違いなく」「明確に」の意味を持つ単語です。
「de(分離)」+「fin(終わる)」の2パーツで構成されている単語で、「外との境界を定めること」がコアイメージです。
境界を定める事で物事を「明確に」)することが”definitely”です!
”definitely”は100%自信のある事に使われるケースが多いです。
発言者が「絶対に彼が悪い」と考えている事が分かります。
なので日本語訳としては「このメールに関しては彼が明らかに間違っている」といった感じになるわけです。
①確かに、間違いなく
②明確に、はっきりと
define(動詞・他動詞)
①定義する
②明らかにする
③輪郭をはっきりさせる
definite(形容詞)
①明確な、はっきりとした、確実な
②確信して、明言出来る
※参考・例文
I am definitely against his idea.
私は彼の考えには断固反対ですHer dress was definitely not blue.
彼女の服は絶対に青ではありませんでした“Are you sure?” “Yes, definitely.”
「確かかい?」「ああ, もちろんだよ」
※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”definitely”の関連語:「絶対に」を意味する単語”for sure/absolutely”
“definitely”のように確信を持っている事を表現する際ですが、
他に”for sure”や”absolutely”を使用する事もあります。
それぞれの表現は
- ”He’ll come for sure.(彼はきっと来ます)”
- ”an absolutely safe investment(絶対に安全な投資)”
といった感じで使用します。
”definitely”の語源はラテン語のdēfīnīre 意味は「制限する、明確にする」
”definitely”の語源についても、確認していきましょう。
”definitely”の語源はラテン語の”dēfīnīre”で、意味は「制限する、明確にする」です。
”definitely”の派生元は”define”ですが、
オンラインの英英辞書サイト”DICTIONARY.COM”にはその”definie”の起源について、下記の記載があります。
ORIGIN OF DEFINE
First recorded in 1325–75; Middle English def(f)inen, from Anglo-French, Old French definer “to put an end to,” from Latin dēfīnīre ”to limit, define,“ equivalent to dē- “from, away from, out of” + fīnīre “to end”; see origin at de-, finish※参考・引用「DICTIONARY.COM」
記載内容からみると、ざっくり以下のような流れで発祥してます。
↓
●ラテン語の”dēfīnīre”
↓
●古フランス語の”definer”
↓
●中期英語の”definen”
構成パーツで覚える”definitely” 「de(分離)」+「fin(終わる)」
ここからは構成パーツの面から”definitely”について覚えていきましょう
”definitely”の構成パーツは「de(分離)」+「fin(終わる)」の2パーツです。
つぎから各パーツについて紹介していきます。
“de”は「下降」「分離」「否定」「強意」「悪化」を意味するパーツ
”de-”は「下降」「分離」「否定」「強意」「悪化」を表すパーツです。
”definitely”においては「分離」の意味で使われていますが、他にも多くの意味を持つパーツですよ!
「はっきりと境界をきめること」ことがコアイメージで、“determine“=「発見する」「特定する」「決定する」の意味を持ちますよ!
その他の”de”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。
”fin”は「終わる」を意味するパーツ
”fin”は「終わる」を意味するパーツです。
例えば”フィニッシュ(finish)”はカタカナ英語として日本語でも使われていますが、その意味は「完了する」です。
ちなみに映画などのエンドロール後に”fin”という文字が出てきますよね。
あれは「終わり」を意味するフランス語ですが、”definitly”に使われている”fin”と由来は同じです。
その他の”fin(終わる)”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。
- 単語一覧 ※クリックで展開
- affinity(名詞)
①類似性
②親近感、愛着
③親類confine(動詞・他動詞)
①制限する、限定する、集中する
②閉じ込める、監禁する
③(人を病床などに)つかせる
④とどめるconfinement(名詞)
①閉じ込める事、監禁
②出産、病床definitely(副詞)
①確かに、間違いなく
②明確に、はっきりとdefine(動詞・他動詞)
①定義する
②明らかにする
③輪郭をはっきりさせるdefinite(形容詞)
①明確な、はっきりとした、確実な
②確信して、明言出来るfinal
(形容詞)
①最後の、最終の
②最終的な
(名詞)
①決勝戦、決勝ラウンド
②最終試験finale(名詞)
①終曲、フィナーレ
②大団円finality(名詞)
①終局、最終的な状態
②究極性finalize(動詞・他動詞)
①完結させる、仕上げる、決着をつけるfinally(副詞)
①ついに、ようやく、とうとう
②(スピーチなどで)最後に、終わりにあたって
③最終的に、決定的にfinance
(名詞)
①財政、財務、財政学
②財政状況
③資金、資金調達
(動詞・他動詞)
①資金を融通する、融資する
②ローンで買う
(動詞・自動詞)
①財政を管理するfinancial(形容詞)
①財政上の、財務の、金融上のfinancially(副詞)
①財政的に、財政上financier(名詞)
①資本家、投資家
②財政家、金融業者fine
(形容詞)
①素晴らしい、見事な、立派な
②元気な、健康な
③都合がいい、十分な、満足できる
④見た目がいい、きれいな、優美な
⑤好天の、晴れた
⑥(違いなどが)微妙な、わかりにくい、わずかな
⑦(糸や髪の毛などが)とても細い、(粒などが)細かい
⑧洗練された、上品な
⑨きめ細かい、目の細かい
⑩高潔な
⑪鋭い、鋭利な
(副詞)
①うまく、しっかり、十分にfinely(副詞)
①細かく、繊細に、詳細に
②上品に、優美に
③精巧に、見事にfinery(名詞)
①(特別な行事などの)華美な服装と装飾品fineness(名詞)
①細かさ
②見事であること
③(金属の)純度finical(形容詞)
①凝り性の
②細部まで綿密なfinish
(動詞・他動詞)
①終える、仕上げる
②締めくくる
③平らげる
④使い切る
(動詞・自動詞)
①片づける、し終わるfinished(形容詞)
①終えている、仕上げている
②破綻している、力を失っている、一巻の終わりの
③完成した、仕上がったfinishing(名詞)
①仕上げfinite(形容詞)
①限定された、限界のある、有限のinfinite
(形容詞)
①限りない、膨大な、無数の、数えきれない、計り知れない
②無限の、果てしない
(名詞)
①無限のもの、無限の空間infinity(副詞)
①大いに
②無限にrefine(動詞・他動詞)
①上品にする、洗練する
②精製する、純化するrefined(形容詞)
①精製された、純化された
②上品な、洗練された、優雅な
③改良された、改善されたrefinement(名詞)
①改善点、改良点
②改良版
③精製、純化refinery(名詞)
①精製所、精製装置semifinal(名詞)
①準決勝
ほかにも下記の記事で”fin”を使用する単語を紹介しています。
良ければご参考にしていただければと思います。
”definitely”の意味と語源・覚え方のまとめ
”definitely”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒「de(分離)」+「fin(終わる)」のパーツで構成されている
⇒「終わりをはっきりと決める」ことから派生して「外との境界を定めること」をコアイメージとして持つ
⇒”definitely”=「確かに・間違いなく」「明確に」の意味
●”definitely”の語源はラテン語のdēfīnīre
⇒意味は「制限する、明確にする」
下記の記事でも紹介していますので、ご参考にして頂ければ!