こんにちは、コダックです。
英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事
そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい!
この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。
「con(一緒)」+「sider(星)」+「able(値する)」の3パーツで構成されている単語です。
「熟考する価値がある」がコアイメージで、“considerable“=「かなりの・相当な」「重要な」の意味を持ちますよ!
”considerable”の意味と使い方 コアイメージは「熟考する価値がある」
”considerable(発音:kənsídərəbl/カァンシダァラァブル)”は「かなりの・相当な」「重要な」の意味を持つ単語です。
「con(一緒)」+「sider(星)」+「able(値する)」の3パーツで構成されている単語で、「熟考する価値がある」がコアイメージです。
なぜ”considerable”が「かなりの・相当な」「重要な」という意味になるのか分かりにくいですよね
”consider”は「星を見ながら考える」=「熟考する」こと
”consider”は星を見ながらじっくり考える=「熟考する」ことを表します。
「星(sider)と一緒に(con)いること」⇒「星をじっくりみること」⇒「星を見ながら考えること」
”considerable”=”consider”+”able”
”consider(熟考する)”に”able”が加わったものが”considerable”である、という事を考えると「かなりの・相当な」「重要な」という意味になるのも納得がいくかと思います。
”able”は形容詞語尾であり、品詞を決定する役割を持つパーツですが、同時に「~に値する」「~出来る」の意味を持つパーツでもあります。
考慮する価値がある=重要な事…というわけです。
つながりが分かってしまえば簡単な構造の単語ですね!
①かなりの、相当な
②注目に値する、無視できない
a considerable income
かなりの収入a person of considerable wealth
相当な金持ちTanner had a considerable amount of cash at his disposal.
タナーは自由に使える多額の現金を持っていた※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”considerable”と”significant”の違い・使い分け
そうですね!”significant”は”sign(しるし)”という単語が含まれていることから
「(しるしをつける程)重要であること」を表します。
”considerable”と”significant”は似た意味でもあるのですが、どちらかというと
・”significant” ⇒重要性
をそれぞれ表すことが多いです。
”considerable”で重要性を表すことも出来ますよ!
①重要な、重大な
②かなりの
a significant event
重要な行事, 重大な出来事a significant day for me
私にとって意義深い日make significant progress
重要な進歩を示す.a significant amount of energy
かなりの量のエネルギーa significant difference
著しい違い.※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”considerable”の語源はラテン語の”considerare” 意味は「考察する」
”considerable”の語源についても、確認していきましょう。
”considerable”の語源はラテン語の”considerare”で、意味は「考察する」です。
オックスフォード英英辞典には”considerable”の起源について、下記の記載があります。
Origin
Late Middle English (in the sense ‘capable of being considered’): from medieval Latin considerabilis ‘worthy of consideration’, from Latin considerare (see consider).※参考・引用「LEXICO」
記載内容についての訳は下記の感じです。
“consider”の語源についても、おさらいしておきましょう!
オックスフォード英英辞典には”consider”の起源について、下記の記載があります。
Origin
Late Middle English from Old French considerer, from Latin considerare ‘examine’, perhaps based on sidus, sider- ‘star’.
※参考・引用「LEXICO」
記載内容についての訳は下記の感じです。
構成パーツで覚える”considerable” 「con(一緒)」+「sider(星)」+「able(形容詞語尾)」
ここからは構成パーツの面から”considerable”について覚えていきましょう
”considerable”の構成パーツは「con(一緒)」+「sider(星)」+「able(形容詞語尾)」の3パーツです。
つぎから各パーツについて紹介していきます。
“con”は「一緒に・共に」「強意」を意味するパーツ
“con”は「一緒に・共に」「強意」を意味するパーツです
単語によっては”co/com”などの形に変化して使われる事もあります。
これは後に続く発音だったりが影響してるんですが、形は変わってるだけでほぼ同じものと考えて頂いて良いかと。
「すべてを掴んだ状態」がコアイメージで、“comprehensive“=「包括的な」「理解力のある」の意味を持ちますよ!
その他の”con”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。
”sider”は「星」を意味するパーツ
”sider”は「星」を意味するパーツです。
単語によっては”sire”の形で使われる事もあります。
夢や希望は「星」に例えられることがありますが、
ここに無い(de)希望(sider)を「強く望むこと」=”desire”なわけですね!
その他の”sider/sire”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。
- 単語一覧 ※クリックで展開
consider
(動詞・他動詞)
①よく考える、熟慮する
②~だとみなす
③思いやる
④考慮に入れる
⑤検討する
(動詞・自動詞)
①よく考える、熟慮するconsiderable(形容詞)
①かなりの、相当な
②注目に値する、無視できないconsiderate(形容詞)
①思いやりがある、理解があるconsideration(名詞)
①検討、考慮、よく考えること
②考慮すべきこと
③おもいやり、配慮desideratum(名詞)
①なくて困っているもの、欲しいものdesirable(形容詞)
①望ましい、手に入れたくなる
②性的魅力があるdesire
(動詞・他動詞)
①強く望む、願う
②(異性を)求める
(名詞)
①願望、要望
②性的欲望
③望みの物desirous(形容詞)
①切望している、強く望んでいるinconsiderate(形容詞)
①思いやりのない、配慮のない
②軽率なreconsider(動詞・他動詞)
①考え直すsidereal(形容詞)
①星の、星座の、恒星の
“able”は「出来る」「値する」を意味するパーツ
“able”は「出来る」「値する」を意味するパーツです。
上でも少し紹介しましたが、”able”は形容詞を作るパーツ…つまり品詞を決定するパーツでもあります。
「賛成出来る」という意味になり、”able”がついてるので形容詞となります!
このように品詞を作るパーツは他にもあって、代表的な物は下記の通りです。
⇒「-ify」「-ize(-ise)」「-ate」「-en」
形容詞を作る語尾
⇒「-able」「-ate」「-ic」「-ive」「-an」「-ite」「-ful」「-al」「-ical」「-ous」「-ary」「-ish」「-ent」「-less」
名詞を作る語尾
⇒「-ify」「-nce」「-thy」「-ncy」「-ian」「-ion」「-ism」「-hood」「-al」「-ship」「-ment」「-ry」「-ness」「-ty」
副詞を作る語尾
⇒「-ly」
”considerable”の意味と語源・覚え方のまとめ
”considerable”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒「熟考する価値がある」がコアイメージ
⇒”considerable”=「かなりの・相当な」「重要な」の意味を持つ
●”considerable”の語源はラテン語の”considerare”で、意味は「考察する」
⇒語源は”consider”と一緒だが、”considerabilis(考慮に値する)”を経由して発祥したのが”considerable”
下記の記事でも紹介していますので、ご参考にして頂ければ!