こんにちは、コダックです。
英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事
そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい!
この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。
「周囲に(circum)」+「立つ(sta)」+「名詞語尾(ance)」の3パーツで構成されている単語です。
「周囲に立っているもの」がコアイメージで、“circumstance“=「事情」「状況」の意味を持ちますよ!
”circumstance”の意味と使い方 コアイメージは「周囲に立っているもの」
”circumstance(発音:sə’ːrkəmstæ`ns/ サァーカムスタァンス)”は「事情」「状況」の意味を持つ単語です。
「周囲に(circum)」+「立つ(sta)」+「名詞語尾(ance)」の3パーツで構成されている単語で、「周囲に立っているもの」がコアイメージです。
①状況、事情
②境遇、生活状態
③避けられない状況、運命
④儀式ばったこと、ものものしさ
※関連語
circumstantial(形容詞)
①状況による、状況に基づく
②付随的な
③詳細な
circumstantiate(動詞・他動詞)
①~の状況を示す
I could have accepted the offer under different circumstances.
事情が違っていたらその申し出を受けられたのだがa wealthy family in comfortable circumstances
何不自由ない裕福な家族a victim of circumstance
避けられない状況の犠牲者without circumstance
手軽に※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
circumstance”の関連語:「状況」を意味する単語”condition/situation”
そうですね!”circumstance”の他に、”condition/situation”なども「状況」の意味を持つ表現です。
つぎから”condition/situation”についても確認していきましょう!
”condition”は一時的な「状況」を意味する単語
”condition(発音:kəndíʃən/カンディシャン)”は一時的な「状況」を表すことが多いです。
「結婚している」という状況を表す場合は”circumstance”という感じですね。
ただしあくまで「使う事が多い」だけで”condition”が長期的な状況を表せないわけではありませんよ!
condition
(名詞)
①状態、体調
②状況、事情、環境
③条件
④病気、病状
⑤境遇、生き方、在り方
(動詞・他動詞)
①慣らす、訓練する、条件づける
②決定する
③良い状態に保つ
(動詞・自動詞)
①状態を整える
※関連語
conditional
(形容詞)
①条件付きの、条件としての、~次第の
②条件を表す
(名詞)
①条件文
conditionally(副詞)
①条件付きで、暫定的に
conditioned(形容詞)
①条件付きの、条件づけられた
②~の状態の
③適合した、調整された
conditioning(名詞)
①条件付け、習慣づけ、調教
”situation”は置かれている「状況」を意味する単語
”situation(発音:sìtʃuéiʃən/シチュエィシャン)”は置かれている「状況」を表す単語です。
例えば立地などの「状況」を表す場合は”situation”ですね。
また”situation”も”condition”と同様に一時的な「状況」を表します。
①状況、情勢、立場、境遇
②事態、難局、問題
③位置、場所
④職、勤め口
※関連語
situate(動詞・他動詞)
①場所を定める、位置づける
②関連付けて考える
situated(形容詞)
①位置している
②~の境遇にある、~の立場にある
situational(形容詞)
①ある状況により生じた、ご都合主義の
situationism(名詞)
①状況主義
”circumstance”の語源は”circum(周囲に)”と”stare(立つ)”の組み合わせ
”circumstance”の語源についても、確認していきましょう。
”circumstance”の語源は”circum(周囲に)”+”stare(立つ)”です。
オックスフォード英英辞典には”circumstance”の起源について、下記の記載があります。
Origin
Middle English from Old French circonstance or Latin circumstantia, from circumstare ‘encircle, encompass’, from circum ‘around’ + stare ‘stand’.
※参考・引用「LEXICO」
記載内容についての訳は下記の感じです。
構成パーツで覚える”circumstance” 「circum」+「sta」+「-ance」
ここからは構成パーツの面から”circumstance”について覚えていきましょう
”circumstance”の構成パーツは「circum」+「sta」+「-nce」の3パーツです。
つぎから各パーツについて紹介していきます。
“circu/circle/circum/cycle”は「周囲」「円」を意味するパーツ
“circu/circle/circum/cycle”は「周囲」「円」を意味するパーツです。
「円」そのものや、円形のもの(=「輪」)を表しています。
その他の”circu/circle/circum/cycle”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。
- 単語一覧 ※タップ・クリックで展開
- bicycle
(名詞)
①自転車
(動詞・自動詞)
①自転車に乗る、自転車で行くcircle
(名詞)
①円、丸、輪
②仲間、団体
③バルコニー、階上積
④循環、周期
(動詞・他動詞)
①周りを回る、旋回する
②丸で囲む、丸を付けるcirclet(名詞)
①(頭飾りや腕輪などの)飾り輪circuit(名詞)
①巡行、1周
②回路、回線
③サーキット、レース場
④巡回興行
⑤円周circuitous(形容詞)
①回り道の、遠回りの
②回りくどい、遠回しのcircular
(形容詞)
①円形の、丸井
②循環の、円を描く、周遊の
③堂々巡りの、回りくどい
④回覧の
(名詞)
①回覧板、案内状circulate
(動詞・自動詞)
①循環する
②広がる
③(パーティなどで)動き回る、話して回る
④流通する
(動詞・他動詞)
①循環させる
②流通させる、広める
③送る、配布する、回覧するcirculator(名詞)
①循環装置
②噂などを流布する人circulation(名詞)
①循環
②伝達、流布、流通
③発行部数circumstance(名詞)
①状況、事情
②境遇、生活状態
③避けられない状況、運命
④儀式ばったこと、ものものしさcircumstantial(形容詞)
①状況による、状況に基づく
②付随的な
③詳細なcircumstantiate(動詞・他動詞)
①~の状況を示すcircus(名詞)
①サーカス、曲芸団
②サーカスの上演、サーカスショー
③にぎやかな人
④円形の広場cirque (名詞)
①圏谷、カールencircle(動詞・他動詞)
①完全に取り囲むmotorcycle
(名詞)
①オートバイ、単車
(動詞・自動詞)
①単車で行くsearch
(名詞)
①捜索、調査
②検索
③臨検
(動詞・他動詞)
①探す、捜索する
②検索する
③身体検査する、所持品検査する
④記憶をたどる
(動詞・自動詞)
①探す、求める、詮索する
②熟考するsemicircle(名詞)
①半円、半円形のものtricycle(名詞)
①三輪車
②オート三輪unicycle(名詞)
①一輪車
”sta/sti/stat/stit”は「立つ」を意味するパーツ
”sta/sti/stat/stit”の「立つ」を意味するパーツです。
特にじっと立っているイメージを持っていてrstless”は「落ち着きがない」の意味を持つ形容詞ですが、
のような様子を表している訳ですね。
実際に”restless”は「絶えず動いている様子」を表す事があって、海の波が絶えず打ち寄せる様子を”the restless wave”と言ったりします。
他の”sta/sti/stat/stit”を使用する単語については、下記で紹介していきます。
”-ance”は「性質・行為」などの意味の名詞を作るパーツ
”-ance”は「性質・行為」などの意味の名詞語尾です。
例えば”admittance”は”admit(入場を認める)”+”名詞語尾(-ance)”で構成される単語で、「入場」「入場の権利」を意味します。
このように単語の最後について、品詞を決定付けるパーツは他にもあり、下記で紹介していきます。
”circumstance”の意味と語源・覚え方のまとめ
”circumstance”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒「周囲に(circum)」+「立つ(sta)」+「名詞語尾(ance)」の3パーツで構成されている
⇒「周囲に立っているもの」がコアイメージ
●”circumstance”の語源は”circum(周囲に)”+”stare(立つ)”
下記の記事でも紹介していますので、ご参考にして頂ければ!