こんにちは、コダックです。
英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事
そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい!
この記事では英単語を語源や構成パーツなど、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。
現在では「いじめっ子」を意味するという異色の成り立ちを持つ単語です。
bullyの意味は「いじめっ子(名詞)」「いじめる/脅す(動詞)」
bully(発音:búli/ブゥリィ)は「いじめっ子(名詞)」「いじめる/脅す(動詞)」の意味を持つ単語です。
ちなみに「埋める」を意味する単語「bury」もカタカナ読みすると、同じような発音に見えそうですが、buryの発音は[béri/ベェリィ]です。
①「いじめる」
名詞用法
①「弱い物いじめをする人」
bullyの語源は中期オランダ語「恋人(boele)」
bullyの語源は中期オランダ語の「恋人(boele)」です。
なぜ「恋人」の語源から「いじめる」の意味になってしまったのでしょうか?
オックスフォード英英辞書には下記の記載があります。
Mid 16th century probably from Middle Dutch boele ‘lover’. Original use was as a term of endearment applied to either sex; it later became a familiar form of address to a male friend. The current sense dates from the late 17th century.
発祥は16世紀半ば、「恋人」を意味する中期オランダ語の「boele」に由来している。もともとは男女問わず親愛の言葉として使用されていたが、後に男友達に対する呼称となった。現在の意味で使われるようになったのは17世紀後半からだ。
※参考・引用「Oxford Living Dictionaries」
日本には「可愛さ余って憎さ百倍」という言葉があります。
「愛憎紙一重」とも言って「愛情はちょっとした事で憎しみに変わる」の意味の表現です。
「好きだからこそ、かえって嫌いになってしまう」、bullyの変遷にもこういった経緯があったのかもしれませんね。
bullyの例文・使い方
bullyの例文・使い方について紹介します。
名詞用法の例文
Don’t be a bully.
弱い者いじめはやめろよ動詞用法
He’s always bullying people into doing things.
彼はいつも人を脅して物事をさせている。※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
名詞のbullyはあくまで『いじめをする「人」』、いじめそのものを表すときは「bullying」
間違いやすいですが、名詞のbullyはあくまで「いじめをする人」の意味です。
「いじめ」そのものは「bullying」で表現します。
例えば下記のような表現で使います。
●school bullying⇒学校でのいじめ
類義語:persecuteは「(人種や宗教などの理由で)迫害する。」
bullyで表現する場合は「racial bullying」「religious bullying」など
bullyの類義語には「persecute」があります。意味は「迫害する」です。
例えば 「racial persecution(人種差別による迫害)」や「religious persecution(宗教による迫害)」のように表現します。
似た意味はbullyでも「racial bullying(人種によるいじめ)」「religious bullying(宗教によるいじめ)」と表現する事が出来ます。
日本で「いじめ」と言うと学校内でのいじめを想像しますが、bullyで表現した場合も学校内でのいじめをイメージします。
persecutionを使うと少し広いイメージです。
bullyの意味・覚え方のまとめ
bullyについてのまとめです。
⇒「いじめ」そのものをあらわす場合はbullying
●bullyの語源は中期オランダ語のboele。意味は「恋人」
⇒「恋人」の語源から1世紀かけて意味が変わっていった
●イジメ、ダメ、ゼッタイ
「イジメ、ダメ、ゼッタイ」
下記の記事でも紹介していますので、ご参考にして頂ければ!