こんにちは、コダックです。
英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事
そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい!
この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。
「at(~の方へ)」+「tribut(授ける)」の2パーツで構成されている単語です。
「割り当てること」がコアイメージで、“attribute“=「~のせいにする」「属性」の意味を持ちますよ!
”attribute”の意味と使い方 コアイメージは「何かに対して割り当てること」
”attribute(発音:ətríbjuːt/ アトゥリィビュゥート)”は「~のせいにする」「属性」の意味を持つ単語です。
「at(~の方へ)」+「tribut(授ける)」の2パーツで構成されている単語で、「割り当てること」がコアイメージです。
備えている性質がどういった分類に割り当てられているか(=「属性」)などが”attribute”なわけですね!
attribute
(動詞・他動詞)
①~のせいにする
②~の作品と考える
(名詞)
①属性、特質
②付属物、省庁
③限定詞
attribution(名詞)
①~のせいにすること
attributive(形容詞)
①限定的な
The death of the little child can be attributed to malnutrition.
その幼い子供の死は栄養不良が原因である.The improvement of survival rates of cancer patients is attributed to a combination of new treatments and earlier diagnosis.
がん患者の生存率の向上は新しい治療法および早期診断の組み合わせによると考えられていたAlthough unsigned, this picture is attributed to Picasso.
署名はないが, この絵はピカソの作品と考えられている.No fault can be attributed to her.
彼女に落ち度があるとは考えられない.the attributes of many professional baseball players
多くのプロ野球選手の特性.※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
ちなみに例文にもあるように”attribute A to B”は「Aの原因はBである」という意味を表す場合があります。
受動態で使われる事も多いですが、「A=結果、B=原因」の関係性は間違えないようにしましょう!
”attribute A to B”と”B contribute to A”の違い・使い分け
その通り!”contribute”も原因と結果を表す場合があります。
ただしその場合”B contribute to A”の形を取る自動詞であることに注意です!
そもそも”contribute(発音:kəntríbjuːt/カァントゥリィビュゥート)”は「con(共に)」+「tribut(授ける)」の2パーツから出来ている単語で、構成的には”attribute”と似ている単語です。
それが物理的なものであろうと、精神的なものであろうと、何かを与えることが”contribute”です。
例えばお金などを提供すること(=「寄付する」)事も”contribute”であれば、
意見や考えなどを与える(=「提案する」「述べる」)事も”contribute”なわけですね!
因果関係を表す場合は”B contribute to A”で表します
「原因が結果を与える」イメージで捉えると覚えやすいかもしれませんね!
contribute
(動詞・他動詞)
①提供する、与える
②寄稿する
③貢献する、寄与する、影響する
④提案する、進言する
(動詞・自動詞)
①寄付する
②一因となる、一助となる
③寄稿する、意見を述べる
④貢献する
contribution(名詞)
①寄付金
②掛け金、負担金
③貢献、寄与
④寄稿作品
⑤寄付行為、援助行為
⑥発言、提案、進言
contributory
(形容詞)
①寄付の、出資の
②寄付する、一助となる
③分担する、拠出制の
(名詞)
①出資者、寄付者
”attribute”の語源はラテン語の”attribuere” 意味は「~へ割り当てる」
”attribute”の語源についても、確認していきましょう。
”attribute”の語源はラテン語の”attribuere”で、意味は「~へ割り当てる」です。
オックスフォード英英辞典には”attribute”の起源について、下記の記載があります。
Origin
Late 15th century the noun from Old French attribut; the verb from Latin attribut- ‘allotted’ both from the verb attribuere, from ad- ‘to’ + tribuere ‘assign’.※参考・引用「LEXICO」
記載内容についての訳は下記の感じです。
構成パーツで覚える”attribute” 「at(~の方へ)」+「tribut(授ける)」
ここからは構成パーツの面から”attribute”について覚えていきましょう
”attribute”の構成パーツは「at(~の方へ)」+「tribut(授ける)」の2パーツです。
つぎから各パーツについて紹介していきます。
“at”は「~の方へ」を意味するパーツ
“at”は「~の方へ」を意味するパーツです。
単語によっては「ad/ap/af/as/ag/ac/an/a」などい形を変えて使われる事もあります。
「何かに対して注意を払うこと」がコアイメージで、“accurate“=「正確な」「精密な」の意味を持ちますよ!
その他の”at”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。
”tribut”は「授ける」を意味するパーツ
”tribut”は「授ける」を意味するパーツです。
単語によっては”trib”の形に変化して使われる事もあります。
「分けて与えること」がコアイメージで、“distribute“=「分配する」「販売する」の意味を持ちますよ!
ちょっと専門的な用語になりますが、日本語でも「ディストリビューター」と言うと、電気や水、ガスなどを分配して使いやすい形にする装置の事を言いますよね!
その他の”tribut”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。
”attribute”の意味と語源・覚え方のまとめ
”attribute”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒「割り当てること」がコアイメージ
⇒”attribute”=「~のせいにする」「属性」の意味を持つ
●”attribute”の語源はラテン語の”attribuere”で、意味は「~へ割り当てる」
下記の記事でも紹介していますので、ご参考にして頂ければ!