【語源も分かって忘れない】英単語「appreciate」の意味と覚え方【何かに(ap)値付け(price)をする(ate)こと】

こんにちは、コダックです。

 

英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。

①あらゆる方法(目・耳・口・手)を使って脳を刺激する事
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事

そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい

この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。

 

 
コダック
今日の英語表現は”appreciate”

「ap(~の方へ)」+「price(値段をつける)」+「ate(動詞を作る語尾)」の3パーツで構成されている単語です。

「何かに値付けをすること」がコアイメージで、“appreciate“=「正しく評価する」「~する事を感謝する」の意味を持ちますよ!

 

”appreciate”の意味と使い方 コアイメージは「何かに値付けをすること」

”appreciate(発音:əpríːʃièit/アプリィシエイト)”は「正しく評価する」「~する事を感謝する」の意味を持つ単語です。

「「ap(~の方へ)」+「price(値段をつける)」+「ate(動詞を作る語尾)」の3パーツで構成されている単語で、「何かに値付けをすること」がコアイメージです。

 

 
 
何かに値付けをすること…?
 
コダック
そうです!何かに値段をつける時には、
その物の「価値」を分かっていないと値段をつける事は出来ないですよね!
 
 
あっ!確かに…!
 
コダック
なので、価値を正しく値踏みする(=「評価する」ことや、

あるものが持っている価値を尊重し、感謝することが”appreciate”なわけですね!

 

appreciate
(動詞・他動詞)
①価値を認める、正しく評価する
②~を歓迎する、感謝する、ありがたく思う
③正しく理解する、正しく認識する
(動詞・自動詞)
①価格が上がる

※関連語
appraisal(名詞)
①評価、査定
②勤務評定の面談

appraise(動詞・他動詞)
①評価する、査定する
②品定めする、詳しく調べる

appreciable(形容詞)
①感知できる、かなり大きい

appreciation(名詞)
①鑑賞、感動
②十分な理解、思いやり
③感謝
④批評

appreciative(形容詞)
①感謝の、感謝して
②好意的な、好反応を示す、共感的な

The teachers in the school were not fully appreciated by the parents.
その学校の教師は保護者から必ずしも十分評価されていたわけではなかった

Her classmates do not appreciate her.
同級生は彼女のことを正しく評価していない.

I truly appreciate your concern, but all is well with me.
ご心配いただき誠にありがたいのですが, 私は大丈夫です

I don’t appreciate being kept waiting for so long.
そんなに長く待たされるのはありがたくない.
※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”appreciate”の関連語:「評価する」を意味する単語”appraise/rate/value”

 

 
コダック

”appreciate”というと「感謝する」の意味の方がなじみ深いかもしれません

実際「評価する」を英語で言う時は”appraise”などを使う事が多いです

 
 
“rate”とかはどう?
日本語でも「レートを決める」とかっていうよね?

 

 
コダック

もちろん”rate”でも可能ですよ!

例えば「不動産を評価する」などという場合は”appraise real estate”と言っても”rate real estate”のどちらでも大丈夫です。

 

あと日本語になじみのある所で言えば、”value”なんかもそうですね!

 

 
コダック

カタカナ英語で「バリュー」というと「値打ち」や「価値」を意味しますが、

”He values your work highly(彼は名誉を富以上のものと評価している)”といった表現のように、

”value”=「評価する」の意味で使用する事も出来ます。

 

 

”appreciate”の語源はラテン語の”appretiare” 

”appreciate”の語源についても、確認していきましょう。

”appreciate”の語源はラテン語のappretiare”です。

 

オックスフォード英英辞典には”appreciate”の起源について、下記の記載があります。

Origin
Mid 16th century from late Latin appretiat- ‘set at a price, appraised’, from the verb appretiare, from ad- ‘to’ + pretium ‘price’.

※参考・引用「LEXICO」

 

記載内容についての訳は下記の感じです。

”ad(~の方に)”+”premium(価値)”の組み合わせがラテン語で動詞の”appretiare”、”appretiat(価格を設定する・感謝する)”を経て16世紀中期に発祥した
 
 
コダック
価格を設定する⇒値付けをする⇒「評価する・感謝する」の流れになっていることが分かりますね!

 

構成パーツで覚える”appreciate” 「ap」+「price」+「ate」

 

ここからは構成パーツの面から”appreciate”について覚えていきましょう

”appreciate”の構成パーツは「ap(~の方へ)」+「price(値段をつける)」+「ate(動詞を作る語尾)」の3パーツです。

 

つぎから各パーツについて紹介していきます。

“ap”は「~の方へ・方向」を意味するパーツ 

“ap”は「~の方へ・方向」を意味するパーツです。

 

単語によっては「a/ad/at/af/as/ag/ac/an」などに変形して使われることもあります。

 

 
コダック
例えば”attempt”という単語は「~の方へ・方向(at)」+「試す(tempt)」の2パーツで構成されています。

これは「~に対して試みる」がコアイメージになっていて、“attempt“=「試み・企て」「挑戦」の意味を持ちますよ!

 

 

その他の”ap”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。

 

”prob/probat/prov/price”は「利益」「認める」「良い」「価値」を意味するパーツ

”prob/probat/prov/price”は「利益」「認める」「良い」「価値」を意味するパーツです。

 

 
コダック
“price(価格)”⇒「価値」のイメージは難しくなさそうですよね。

利益が出たり、誰かに認められるのは「価値があるから」というわけです。

 

 
 
なるほどね…!
 
コダック
具体的には”approve”なんかがそうで、「ap(~の方へ)」+「prove(認める)」の2パーツで構成されていることから、

「良い所を見つける」⇒「認める」⇒「賛成する」の流れを持ちます。

だから“approve“=「賛成する」「承認する」の意味を持つわけですね!

 

 

その他の”prob/probat/prov/price”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。

 

 

”ate”は動詞を作るパーツ

”ate”は動詞を作るパーツです。

 

 
コダック
いわゆる”動詞語尾”ってやつですね!

動詞語尾には他にも「-ify」「-ize(-ise)」「-en」などがありますよ!

 
 
”動詞語尾”??

 

 
コダック
その語尾が付く事で動詞化するような語尾のことですよ!

例えば”apology”という単語は「謝罪」の意味を持つ名詞ですが、これに”-ize”という動詞語尾が付くと

”apologize(謝罪する)”という動詞が出来ます

 

このように品詞を作るパーツは他にもあって、下記で紹介していきます。

 

”appreciate”の意味と語源・覚え方のまとめ

さいごに、”appreciate”の意味と覚え方についてのまとめです。

”appreciate”は「ap(~の方へ)」+「price(値段をつける)」+「ate(動詞を作る語尾)」の3パーツで構成されている単語
 ⇒「何かに値付けをすること」がコアイメージ
 ⇒”appreciate”=「正しく評価する」「~する事を感謝する」の意味を持つ

●”appreciate”の語源はラテン語のappretiare”

 
 
コダック
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参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「LEXICO(https://www.lexico.com)」