【語源も分かって忘れない】英単語「advocate」の意味と覚え方【何かに対して(ad)声を上げる(voc)こと】

こんにちは、コダックです。

 

英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。

①あらゆる方法(目・耳・口・手)を使って脳を刺激する事
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事

そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい

この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。

 

 
コダック
今日の英語表現は”advocate”

「ad(~の方へ)」+「voc(声を出す・呼びかける)」+「ate(動詞語尾)」の3パーツで構成されている単語です。

何かに対して声を上げる事がコアイメージで、“advocate“=「主張する」「支持する」の意味を持ちますよ!

 

”advocate”の意味と使い方 コアイメージは「何かに対して声を上げる事」

”advocate(発音:ǽdvəkət/ アドゥヴァカァトゥ)”は「主張する」「支持する」の意味を持つ単語です。

「ad(~の方へ)」+「voc(声を出す・呼びかける)」+「動詞語尾(ate)」の3パーツで構成されている単語で、「何かに対して声を上げる事」がコアイメージです。

”advocate”と”proponent”の違い

”advocateの「支持する」は積極的に賛同を示すイメージです。

 

 
コダック
例えば同じ「支持する」の意味を持つ単語に”proponent”がありますが、こちらはただ賛成しているイメージ。

対して”advocate”表立って賛成しているイメージです。

 

ただし、この違いも大きなものではありません。

”proponent”と”advocate”は言い換えられる事も多いですよ!

advocate
(動詞・他動詞)
①主張する、提唱する、支持する
(名詞)
①主張者、支持者

advocator(名詞)
①主張している人

advocacy(名詞)
①擁護、支持、弁護
②弁護、弁護士業務

advocate free speech
言論の自由を擁護する

She advocates everyone eating more fruits and vegetables.
彼女はすべての人がもっと果物と野菜を食べることを主張している

The report advocated that English should be an official language in Japan.
報告書は英語が日本の公用語となることを提唱した.

He is a strong advocate for clean energy.
彼はクリーンエネルギーの強力な支持者だ.

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”advocate”の語源はラテン語の”advocare 意味は「力を貸す」

”advocate”の語源についても、確認していきましょう。

”advocate”の語源はラテン語の”advocare”で、意味は「力を貸す」です。

 

オックスフォード英英辞典には”advocate”の起源について、下記の記載があります。

Origin
Middle English from Old French avocat, from Latin advocatus, past participle (used as a noun) of advocare ‘call (to one’s aid)’, from ad- ‘to’ + vocare ‘to call’.

※参考・引用「LEXICO」

 

記載内容についての訳は下記の感じです。

“ad(~の方へ)”+”vocare(呼ぶ)”の組み合わせから、ラテン語”advocare(力を貸す)”の過去分詞から、”advocatus”、古フランス語の”avocat”を経て、中期英語として発祥した。
 
 
コダック
ちなみにラテン語の”vocare(呼ぶ)”ですが、これが派生したのが”voice(声)”なわけですね!

 

構成パーツで覚える”advocate” 「ad(~の方へ)」+「voc(声を出す・呼びかける)」+「ate(動詞語尾)」

ここからは構成パーツの面から”advocate”について覚えていきましょう

”advocate”の構成パーツは「ad(~の方へ)」+「voc(声を出す・呼びかける)」+「ate(動詞語尾)」の3つです。

 

つぎから各パーツについて紹介していきます。

“ad”は「~の方へ・方向」を意味するパーツ 

“ad”は「~の方へ・方向」を意味するパーツです。

単語によっては「at/ap/af/as/ag/ac/an/a」などに形を変えて使われる事もあります。

 

 
コダック
例えば”available”という単語は「~の方へ・方向(a)」+「価値・強さ(val)」+「出来るの意味の形容詞語尾(able)」の3パーツで構成されています。

~に対して価値を発揮できる」がコアイメージで、“available“=「利用できる」の意味を持ちますよ!

 

 

その他の”ad”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。

 

”voc”は「声を出す、呼びかける」を意味するパーツ

”voc”は「声を出す、呼びかける」を意味するパーツです。

単語によっては「vocat/voke」などに形を変えて使われる事もあります。

 

 
コダック
例えば”revoke”という単語は「re(戻す)」+「voke(呼びかける)」の2パーツで構成されており、

呼び戻す=「取り消す」ことを表しています。

 

 

その他の”voc”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。

単語一覧 ※クリックで展開
advocacy(名詞)
①擁護、支持、弁護
②弁護、弁護士業務

advocate
(動詞・他動詞)
①主張する、提唱する、支持する
(名詞)
①主張者、支持者

advocator(名詞)
①主張している人

avouch(動詞・他動詞)
①認める、白状する
②主張する、断言する

avow(動詞・他動詞)
①公言する、明言する

avowal(名詞)
①公言、明言

convocation(名詞)
①主教会議・評議会
②(会議の)招集
③卒業式

convoke(動詞・他動詞)
①(会議などを)招集する

equivocal(形容詞)
①(語句・陳述などが)両義にとれる、あいまいな
②(結果、態度、状況などが)はっきりしない、決定的でない

equivocate
(動詞・自動詞)
①あいまいなことを言う、言葉をにごす、ごまかす
(動詞・他動詞)
①(直接話法で)「~」と言って言葉をにごす

equivocal(形容詞)
①両義にとれる、あいまいな
②はっきりしない、決定的でない

evocation(名詞)
①喚起、誘発

evocative(形容詞)
①思い出させる、呼び起こす

evoke(動画・他動詞)
①(記憶や感情などを)呼び起こす
②引き起こす

invocation(名詞)
①祈り、祈願

invoice
(名詞)
①送り状、請求書
(動詞・他動詞)
①送り状を作る

invoke (動詞・他動詞)
①発動する、行使する
②引き合いに出す、援用する
③祈願する
④嘆願する、切願する
⑤呼び起こす、思い起こさせる

irrevocable(形容詞)
①取返しのつかない、取り消しできない

provocation(名詞)
①怒らせること、挑発すること
②怒らせるもの、挑発するもの

provocative(形容詞)
①怒らせる、刺激する
②挑発的な

provoke(動詞・他動詞)
①(感情などを)引き起こす
②怒らせる、挑発する

provoking(形容詞)
①腹の立つ、しゃくにさわる

revocable(形容詞)
①取り消し可能な、取り消し出来る

revocation(名詞)
①廃止、取り消し
②撤回、無効

revoke(動詞・他動詞)
①無効にする、取り消す、廃止する

vocabulary(名詞)
①語彙、用語数
②用語、言い回し
③表現形式

vocal
(形容詞)
①声の、音声の
②遠慮なく意見を述べる、歯に衣着せぬ
③声楽の
④口頭の、声に出した
(名詞)
①ボーカル
②母音、有声音
③(vocal cordsで)声帯

vocalic(形容詞)
①母音の、母音を含んだ

vocalist(名詞)
①歌手、ボーカリスト

vocalize
(動詞・他動詞)
①言葉で表現する
②声に出す、発音する
③歌う
④母音化する、有声化する
(動詞・自動詞)
①話す、歌う、叫ぶ
②発声練習をする
③母音化する、有声化する

vocation(名詞)
①職業、仕事
②使命感
③天職

vocational(形容詞)
①職業に関する、職業上の

vociferate(動詞・他動詞/自動詞)
①大声で叫ぶ、絶叫する、わめく

vociferous(形容詞)
①絶叫する、やかましい、騒がしい

voice(名詞)
①声
②意見、選択、希望
③発言権、投票権
④話す能力、歌う能力
④代弁者、表明者
⑤お告げ
⑥動詞の態(能動態など)
⑦表現

vouch(動詞・他動詞)
①~だと保証する

voucher(名詞)
①保証人
②証拠
③引換券、領収書

vowel(名詞)
①母音
②母音字

 

”ate”は動詞を作るパーツ

”ate”は動詞を作るパーツです。

他にも品詞を決定するパーツは様々です。

 

 
コダック
例えば”anticipate”は「前に(anti)」+「捕らえる、取る(cip)」の組み合わせに「動詞語尾(-ate)」がつく事で動詞化した単語です。

「先んじて捕まえること」がコアイメージで、”anticipate”=「予期する」「~に備える」の意味を持ちますよ!

 

 

その他の品詞を決定するパーツについても、下記で紹介していきます。

 

 

”advocate”の意味と語源・覚え方のまとめ

”advocate”の意味と覚え方についてのまとめです。

”advocate”は「ad(~の方へ)」+「voc(声を出す・呼びかける)」+「ate(動詞語尾)」の3パーツで構成されている
 ⇒「何かに対して声を上げる事」がコアイメージ
 ⇒”advocate”=「主張する」「支持する」の意味を持つ

●”advocate”の語源はラテン語の”advocare”で、意味は「力を貸す」

 
 
コダック
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参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「LEXICO(https://www.lexico.com)」