【語源も分かって忘れない】英単語「accuse」の意味と覚え方【~に(ac)原因がある(cus)と考えること】

こんにちは、コダックです。

 

英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。

①あらゆる方法(目・耳・口・手)を使って脳を刺激する事
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事

そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい

この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。

 

 
コダック
今日の英語表現は”accuse”

「ac(~の方へ・方向)」+「cus(原因)」の2パーツで構成されている単語です。

「~に原因があると考えることがコアイメージで、“accuse“=「訴える・訴訟する」「非難する」の意味を持ちますよ!

 

”accuse”の意味と使い方 コアイメージは「~に原因があると考えること」

”accuse(発音:əkjúːz/アキューズ)”は「訴える・訴訟する」「非難する」の意味を持つ単語です。

「ac(~の方へ・方向)」+「cus(原因)」の2パーツで構成されている単語で、「~に原因があると考えることがコアイメージです。

 

 
 
~に原因があると考えること」…
つまり「お前に原因があるんだろ!」って責めてるイメージ?
 
コダック
その通り!

「相手に原因がある(=相手が悪い)」と思ってるからこそ
相手を「非難」したり、「訴訟」したりするわけですよね!

 

 

 
 
確かに…
火のない所に煙は立たぬってわけね!

そう考えると”the accused(被告)”や”accuser(原告)”という表現も分かりやすいですよね!

それぞれ「被告=非難される人」「原告=非難する人」というわけです。

accuse(動詞・他動詞)
①告訴する・訴える
②非難する・責める

accused(形容詞)
①告発された、告訴された
②(the accused の形で)被告人

accuser(名詞)
①原告・告訴人

He accused her of stealing  a car.
彼は彼女を車の窃盗罪で訴えた

The professor was accused of abusing her power.
その教授は権力を乱用したとして訴えられた

The police accused the press of overplaying the story.
警察はマスメディアが話を大げさに伝えたと非難した

The actress is accused of lying about her age.
その女優は年齢をごまかしたために非難されている.

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”accuse”の関連語:「非難する」を意味する単語”critisize/blame”

 
コダック

ちなみに「非難する」という意味で言えば”critisize”や”blame”なども使用できますよ!

 
 
へ~そうなんだ…!

”criticize”「人」や「行為」など全般を非難するイメージです。

表現としては”criticize him for his insincere response(彼の誠意のない対応を非難する)”のようになり、「人」「行為」などを批判する際に一般的に使われるのが”criticize”です。

一方”blame”「人」を主に非難するイメージで、この点では”accuse”と近いものがあります。

なので”blame”を使用した表現では”He blames himself whenever something goes wrong.(何か問題が起こるといつも彼は自分のせいにする)”のように、具体的な「行為」が明記されない場合もあります。

 

 
コダック
ちなみに”blame”と比べると”accuse”には法律を破った時などに使われるイメージがあります。

”accuse”の語源はラテン語の”accusare” 意味は「責任を問う」

”accuse”の語源についても、確認していきましょう。

”accuse”の語源はラテン語の”accusare”で、意味は「責任を問う」です。

 

オックスフォード英英辞典には”accuse”の起源について、下記の記載があります。

Origin
Middle English from Old French acuser, from Latin accusare ‘call to account’, from ad- ‘towards’ + causa ‘reason, motive, lawsuit’.

※参考・引用「LEXICO」

 

記載内容についての訳は下記の感じです。

”ad(~の方へ)”+”causa(理由、動機、訴訟)”の組み合わせから、
ラテン語の”accusare(責任を問う)”、古フランス語の”acuser”を経て中期英語として発祥した
 
 
コダック
責任を問う⇒「非難する」「訴訟する」の流れなわけですね!

 

構成パーツで覚える”accuse” 「ac(~の方へ・方向)」+「cus(原因)」

ここからは構成パーツの面から”accuse”について覚えていきましょう

”accuse”の構成パーツは「ac(~の方へ・方向)」+「cus(原因)」の2つです。

 

つぎから各パーツについて紹介していきます。

“ac”は「~の方へ・方向」を意味するパーツ 

”ac”は「~の方へ・方向」を意味するパーツです。

単語によって「a/ad/at/ap/af/as/ag/an」など、様々な形に変形して使われる場合があります。

 
コダック
例えば”approve”という単語は「ap(~の方へ)」+「prove(認める)」の2パーツで構成されており、

「良い所を見つける」がコアイメージで、“approve“=「賛成する」「承認する」の意味を持ちますよ!

 

 

その他の”ac”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。

 

”cus”は「原因」を意味するパーツ

”cus”は「原因」を意味するパーツです。

単語によっては”cause”などの形に変化して使われる事もあります。

 
コダック
さて、”cause(原因)”を使う単語と言えば、何があるでしょうか?
 
 
えっ!?”couse”を使う単語…?
うーん……あっ!”because”とか!
 
コダック
その通り!
”because”という単語の語源は”bicause”です。

そこから”by cause(原因によって)”と変化し、現在のbecause(~なので)”となりました

 

 

その他の”cus”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。

単語一覧 ※クリックで展開
accusation(名詞)
①告訴、告訴状
②非難、訴え

accuse(動詞・他動詞)
①告訴する・訴える
②非難する・責める

accused(形容詞)
①告発された、告訴された
②(the accused の形で)被告人

accuser(名詞)
①原告・告訴人

because(接続詞)
①~だから、~なので、なぜなら
②(because of~ の形で)~が原因で、~の理由で

causal(形容詞)
①原因である、原因となる
②因果関係を示す

causation(名詞)
①原因として働く事
②因果関係

cause
(名詞)
①原因、もと
②理由、根拠、動機
③主義、目標
④訴訟理由、訴訟
(動詞・他動詞)
①~の原因となる、引き起こす
②(人)に~させる

excuse
(名詞)
①言い訳、言い逃れ
②口実、理由
③おわびの言葉
④欠席届、病欠証明書
(動詞・他動詞)
①許す、大目に見る
②言い訳をする、釈明をする
③退席を許す、(excuse oneselfの形で)中座する
④(義務などを)免除する

 

”accuse”の意味と語源・覚え方のまとめ

”accuse”の意味と覚え方についてのまとめです。

”accuse”は「ac(~の方へ・方向)」+「cus(原因)」の2パーツで構成されている
 ⇒「~に原因があると考えること」がコアイメージ
 ⇒”accuse”=「訴える・訴訟する」「非難する」の意味を持つ

●”accuse”の語源はラテン語の”accusare”
 ⇒意味は「責任を問う」

 
 
コダック
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下記の記事でも紹介していますので、ご参考にして頂ければ!
参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「LEXICO(https://www.lexico.com)」